タイご飯でポピュラーな料理はいくつかあるが、辛くはなく日本人のほとんどの人が食べられるものの1つにカオマンガイがある。ぽんこつマンもチェンマイに訪れるようになって最初の頃によく出掛けた昼飯処が、城郭内の旧市街にある Intrawarorot Rd.である。
そこは、クイッティアオ、バーミー、カオソイ(タイ式カレーラーメン)などの麺料理屋カオマンガイ屋が軒を並べる通りで、昼時はローカルが車でやって来て周囲の道路に止めることができず、駐車禁止エリアに罰金覚悟で止める車が出るほどの人気エリアだ。
城壁内の旧市内には、ワットプラシン、ワットチャディルアン、ワットチェンマンなどの文化遺産も多く、ホテルやゲストハウスも多数あるため、当然タイ国内外からの旅行者もタイの庶民の味を味わおうと多くやってくる。
今はコロナ禍の影響で海外からの旅行者が来れなくなっているので、今も営業を続けている店は少なくなっているようだが、中でもキアットオーシャー(發清 เกียรติโอชา)は1957年創業の老舗で、ぽんこつマンも何度も訪れていたが、2020年6月に撮影されたGoogle ストリートビューではシャッターが閉まっているので、閉店してしまったのではと気になっている。
ムーサテー(豚の串焼き) ガイトート(揚げ鳥)
この店は王妃が以前来店されたそうでチェンマイ1のカオマンガイ専門店との評判の店だが、2軒西側にある「発栄」という店もかなり旨いと評判だった。
蒸しカウマンガイは生姜が効いたタレをスプーンですくってチキンスープで炊いたご飯にかけて鶏肉と一緒に口に運ぶが、揚げカウマンガイは少し甘いピリ辛ソースに揚げ鳥をつけて食べる。カウマンガイを注文すると、付いてくるスープも旨い。少し遅い朝飯にはもってこいのタイの庶民飯だ。
タイ民間航空局が現在の飛行制限を解除してたいへのフライトが叶うようになったら、是非改めてこのチェンマイの庶民飯屋街に行ってみよう。この通りから1km以内にタイ国際航空のチェンマイ支店があるが、時期や時間帯によっては、そこでトレーニーで働く若くて初々しい女の子に会える時があるかもしれない。