Covid-19に罹患して(エピローグ1)④

2022年4月20日、Covid-19にかかってから1ヶ月目、ぽんこつマンは4月4日に受けたコロナ完治後のPCR検査で陰性とはならなかったことで日本への一時帰国を4月26日に変更せざるを得なくなっていた。さらにコロナ治療をおこなってくれた病院の話によるとPCR検査が完治から3ヶ月経過しても陰性にならないケースもあるとの説明を受けていたので、ぽんこつマンは厚労省規定の日本入国時の陰性証明書フォームに新たに追加された検査方法である定量抗原検査のことをネットで調べた。

ネットでは、Covid-19罹患者の場合PCR検査より定量抗原検査の方が陽性にならない確度が高いこと、バンコクではDYMクリニックというところでその定量抗原検査をおこなっていること、そして費用が2500バーツとPCR検査より安価である事などを知ることができた。

ポンコツまんは、早速DYMクリニック(https://dymclinic.com/th/)に電話で問い合わせたところ、確かにCovid-19罹患者の場合、PCR検査より陰性の確率が高くなるとのことで、24日の出国2日前と20日の事前チェックの2回の予約を入れた。

20日の検査の結果は確かその日の夕方にはメールで連絡があり、陰性であることが示された。24日の検査の結果もその日のうちにメールがやってきて陰性であることが確認された。証明書は検査後24時間後に発行されるので25日にその証明書を受け取りに行った。

24日に検査を終えて、午後3時に4月20日が誕生日というTinderで新たに知り合った女のコとデートの約束をしていた。その娘は毎日仕事を2つ掛け持ちでやっていると言っていたが、遅ればせながら誕生日のお祝いをしようとLINEしたら、24日の朝からの仕事を終えたら午後からの仕事を休んでデートしてくれることになった。

なかなか細身の美形ちゃんだ。待ち合わせは午後3時だったが、午前の仕事で残業を言われて4時に変更してほしいと連絡があった。待ち合わせ場所は誕生日のギフトを買うことにしていたので、ASOKEのターミナル21Mフロアインフォメーション前にした。

彼女が現れたのは午後4時を回って4時半くらいだっただろうか?午後4時5分に今から向かうとLINEが入った。なんでも仕事先から直行すると言ってきた。仕事先はどこかを聞いていなかったから、もしMRTやBTSの駅近くでないとしたらタクシーで来るには大渋滞だからと5時ごろ到着を覚悟したが、4時半ごろに今着いたと連絡があり会うことができた。

最初はお互いぎこちなかったが、しばらく歩きながらプレゼントの話をしたらバッグが欲しいという展開になり、そこから話はスムーズに進むようになった。ターミナル21には、200バーツくらいのバックを売っている店もあるが、極めて高額なブランドバックがあるわけでもなく、タイの若い普通の女のコがそれほど無理せず買える価格帯で人気のLYNというブランドがある。

ターミナル21の1階にそのショップはある。M階からエスカレータで1つ降りると1階2つ降りるとG階でタクシーやモタサイでくるとG階の入り口にはいるしBTSから来るとM階に来ると言った感じで1階にはあまり馴染みがないポンコツマンだったが、そこはインフォメーションで事前チェック済みで、なんとなく彼女とM階で待ち合わせして、LYNのショップのある1階へ導いた。

彼女もバックへの興味はなかなかあるようで、ぽんこつマンが彼女が来る前に事前に品定めしていた可愛い感じのバッグにはさほど興味を示さず、少し王道感がありそうなバッグに見惚れたようだった。彼女には「かわいい」ではなく「キレイ」の形容詞がいいということと理解した。

バッグを色々物色しているうちに、ぽんこつマンが焼肉デートの店と考えていたスクンビット23のYoung Placeというビルにある「焼肉 燦 アソーク店」の予約時間が近づいてきたのでバッグを買って精算を済ませて「タクシーで焼肉の店に行こう」と彼女に言ったら、彼女はなんと自分のバイクでここまで来たと言う。そして2ケツでその店に行こうという。

女のコが運転するバイクの後ろに乗り彼女の腰に手を回す経験は初めてだったが、そこは遠慮せずそうすることにした。そのバイクはASOKE通りに停めてありそこまでは歩いたが、そこから彼女の運転で「焼肉 燦 アソーク店」に着いたのは予約時間5分前の5時55分だった。

ぽんこつマンがその焼肉屋を選ぶ理由は、個室完備していて仲良く女のコとイチャイチャしても誰かに見られる心配がないからなのだ。しかも料金もそれほど高額にはならない。

肉を食べるのが好きな女のコは、エロいことが好きな娘が多いとぽんこつマンは思っているが、この娘も焼肉屋で個室でふたりでいるとエロさを醸し出し始めた。バイクで来ているからお酒は飲まないが、肉を食らうたびにエロい会話ができるようになる。

彼女は妹(血の繋がりのない)と同居していて彼女を呼んでも良いかと聞いてくる。かわいい娘なら大歓迎なのだがブスだったら上手く話を丸めて、切り上げるに越したことはないということで呼んで良いよと答えた。しばらくはふたりきりだったが、1時間半ぐらい過ぎた頃にその妹君がやって来た。写真をとるほどの娘ではなくいうとかわいそうだがぽんこつマンの守備範囲では無い感じのおブスな娘だった。

彼女にも肉を新たに追加して食べさせているうちに、個室利用の制限時間が近づいてきて程なくその店を出ることになる。そして今度は3ケツで同じくスクンビット23のクラフトビアバーのCRAFT 23に向かった。ぽんこつマンは3ケツの真ん中で女の子にサンドイッチされた状態。この経験は今後もなかなかないだろうと思った。そのCRAFT 23では妹君とぽんこつマンがビールを飲み、彼女はミネラルウォーターを注文する。1時間ほど会話して、その日はそこで解散することにした。

そしてぽんこつマンはその足でソイカウボーイのBaccaraに向かった。コロナにかかる前もBaccaraはレストランとして営業していて、2階ではGoGo嬢がいつの間にか踊るようになっていて、気に入った女のコを呼んでエッチなことができるようになっていた。

ぽんこつマンがBaccaraに入った時間は9時を回っていたが、ひとり気になる女のコがいて彼女をずっと長い間侍らせて飲んでいた。キスOK、おっぱいやお尻を揉み揉みOK、LINEの交換もして明日の夜彼女が休みであることも聞いた。もし時間が合えば、ラムカンヘンのナイトマーケットで会う約束もした。3時間はいたと思うが。ママがやってきてそろそろ閉店するというので精算して帰ることにした。かなりの酒量だったのでその日はゆっくり休むことにした。

翌日の朝もまだ酒が抜けきっていないので午後から26日タイ出国の荷物作りをすることにした。なんだかんだと25日の夕方一杯まで掛かって荷造りを終えた頃、以前に会って何度か部屋に呼んでセ◯クスする関係になっている娘からLINEが入ってきた。ぽんこつマンは11月以来彼女には会っていなかったので彼女の都合をその場で確認すると、今から部屋に来れるという。19時に彼女が来るというので、しばし彼女の到着を待つことにする。18時50分ごろ、昨晩Baccaraで知り合った女のコからこれからラムカンヘンのナイトマーケットに友達と行くと連絡が入ったがその時点では既に先約があったので、残念だったがBacaraの女のコとのデートは日を改めてということにした。

19時に待ち合わせした女のコがコンドに着いたとの連絡が入り、1階まで彼女を迎えに行く。部屋に直ぐに戻って再会を祝って軽くビールで乾杯をする。肩を抱き彼女の頬にキスをする。彼女はあまりお喋りな方ではないが肌がきれいなところがぽんこつマンは気に入っていて、いつかコスメを一緒に買いに行こうと昔言っていた。だがまだ実行できていない。

しばらくソファーでビアチャンを1本開けるまでいたが、そのうち彼女がトイレに立った。そしてトイレから帰ってくるなり、ベッドでのボディーランゲージを訴えかけてきた。ぽんこつマンはその誘いに直ぐに乗り、ふたりでシャワーを浴びた後に、ベッドで彼女のキメの細かい白い皮膚にたくさんのリップを浴びせた。

最初は彼女が下になっていたが、しばらくして彼女は上になり、ぽんこつマンの肉茎に口を近づけ入念なフェラチオを始める。ぽんこつマンは69の体勢になり彼女の肉襞とその上にあるクリトリスに愛撫を加える。

彼女はベッドの脇に置いてあるコンドームをとり、ぽんこつマンのイキリたった逸物に装着した後、女性上位で挿入を始める。ゆっくりとぽんこつマンの肉系は彼女の秘部にある膣宇宙に吸い込まれていく。完全に根元まで入ったところから彼女は膝を使い上下左右にぽんこつマンの肉茎に刺激を与える。ぽんこつマンも彼女の膣の奥にあるポルチオに向けで腰を使って亀頭を当てるようにする。5分ほどの騎乗位の後、彼女が背中をベッドに倒しぽんこつマンが上になるよう誘ってくる。足を上手く入れ替え、彼女の両足を高く持ち上げて屈曲位で彼女のポルチオを突く。彼女の顔が脳天までに走る快感で歪む。片足を下ろして帆掛船からもう片方の脚も下ろしてぽんこつマンは彼女の背後に周り側背位そして彼女の腰を持ち上げドギースタイル。一旦肉棒を引き抜き最後は正常位で彼女の身体を抱き締めながら腰を使ってのピストンでフィニッシュを迎えた。

終わった後のベッドでもう一度彼女のきめ細やかな白い肌に何度となくキスをした。コンドームを外し今度は別々にシャワーを浴びて、体の外に出た体液を洗い流してベッドでしばらくゆっくり過ごした。

彼女の部屋での滞在時間はおよそ3時間、22時ごろに彼女は帰って行った。ぽんこつマンはこの激しいセ◯クスに心地よい疲れを感じていた。22時半ごろBaccaraの彼女からまだナイトマーケットにいるとLINEが、ぽんこつマンは1日ふたりの女のコと濃厚接触する気になれず、次回また会いましょうと連絡した。

26日は夜9時ごろバンコクを出発し羽田に翌朝5時台に到着する便なので、朝からコンドを出発する午後6時頃までは部屋でゆっくりすることができる。そんな26日の朝に、24日に焼肉デートした女のコからLINEで空港まで見送りたいと連絡が来た。

ぽんこつマンはすーつけーすを3個、ハンドキャリー1個、デイパック1個、ショルダーバッグ1個の大荷物を空港まで運ぶので、Grab carのSUVを事前予約する。その後で彼女からの連絡だったので、空港までの見送りはいらないと返した。すると、今からぽんこつマンの部屋に来てしばしのお別れの挨拶をしたいというのだった。ぽんこつマンは、なるほどぽんこつマンにもう一度プライベートで逢いたい、ということなのだと察した。そしてコンドを出るまで部屋で過ごすのなら良いよと返した。

そして彼女は、お昼を過ぎて2時近くにぽんこつマンのコンドまでやってきた。1階のロビーに彼女を迎えに降りて部屋まで案内する。冷蔵庫にコーラがあったのでコーラを注いで彼女に渡しソファーで身体を寄せ合い座った。コーラはお互いひと口ふた口飲んだところで彼女がぽんこつマンに抱きついて来た。その勢いでぽんこつマンは彼女の首筋にキスをした後、彼女の目を一回見て彼女がぽんこつマンを今欲しがっていることがはっきり見てとれた。

そして二人はソファーでディープキッス、そしてぽんこつマンは彼女の服の上からのオッパイへの愛撫、パンティーの上からの秘部への愛撫を繰り返し、やがて衣服を剥ぎ取りブラのホックを外しパンティを降ろそうとした時に、彼女が「シャワー」と小さな声を発した。

ふたりは手を取り合いベッドルームに向かいまだ体にまとわりついているものを全て脱ぎ去り、シャワーブースに向かった。シャワーブースではお互いの身体を洗い合いながら、ディープキッス。彼女の手はぽんこつマンの肉棒を握りしめポンコツマンの手は彼女の秘部にある小さな突起に中指で刺激を与えながらのきつい抱擁。

お互いの体に残っているボディーソープの泡をあらためて流して、シャワーブースでは立位で軽く生挿入。2分ぐらいの立位の後、もう一度身体をシャワーで流してベッドに向かう。ベッドではもうふたりはお互いを激しく求め合った。69での君にリングスとフェラチオの応酬。全身へのリップ。そしてまずは背後からの後側位、片脚をもちあげての後側位から肉棒を抜くことなくぽんこつマンの身体を彼女の前に入れ替えての前側位。総意からのスタートはスローセ◯クスのスタートには欠かせない体位だ。

5分ほどのスローな側位でのピストンの後一度肉棒を秘部から抜くと、彼女はドギースタイルになって後背位での挿入を求めてくる。今度はぽんこつマンがその突き出した尻の間にある肉襞を探り亀頭を少し埋めると「うっっ……」と軽いしかしながら悦を得たような喘ぎ声を漏らす。ぽんこつマンは一旦亀頭を膣口まで戻し、大陰唇の内側とクリトリスを撫で廻すようにした。即座に「うぅっん」と発しと今度は、深い挿入の催促なのだろうか?

ぽんこつマンはそこからもう一度亀頭を膣口に入れて、そこから一気に奥へと突き上げた。ゆっくりひき出し素早く突く。たまに奥で亀頭を止めたまま腰のグラインドを入れると、子宮口のコリッとした感覚が亀頭に伝わる。ぽんこつマンはその感覚がとても好きだ。

徐々にピストンの動きを加速して行くと、彼女は四つん這いの手を折りベッドに顔を埋めて荒い息を始める。悦楽信号が脊髄を走り0.2秒と言われる反射速度より速く脳幹に届いているように突き上げるたびにベッドに横に落とした顔が歪むのが見える。横になった身体の上になる手をぽんこつマンと繋ぎ、体の下にある手で自分の口を強く抑えて漏れ出す悦びの嗚咽を打ち消そうとしている。

彼女の身体はずいぶん反応が良いようだ。多分セ◯クスが無い生活を抑制できないくらいに身体が開発されているようだった。ぽんこつマンは後背位から彼女の片脚を持ち上げ松葉崩しの体位、そして彼女を仰向けにしてから正常位で身体を寄せ合いながらピストンを繰り返す。彼女の手がぽんこつマンの腕をアザができるのでは?というくらい強く掴む。

最後は彼女の両脚をぽんこつマンの両肩へ持ち上げ両膝を彼女の肩の左右の位置に押し当てた屈曲位で上から下へ肉棒を突き下ろす。彼女は空いた両手で激しく込み上げる嗚咽を漏らさないように口を覆っている。

アクメが訪れる時に口を抑えてその時にどうしても出てくる喘ぎ声を抑えようとする女の子の仕草は、ますますぽんこつマンを興奮させる。屈曲意を解いて伸長位で膣口から1〜3cmのあたりにあるといわれているGスポットを擦り上げるように下から上へ肉棒を突き上げる。

亀頭上部の首れた部分が彼女の膣の上壁を擦り上げることでぽんこつマンもかなり快感を感じることができる。彼女は腰をくねらせアクメがすでに訪れているかのような感じになっている。ぽんこつマンは彼女の首筋、耳たぶ、脇、そしておっぱいの左右の付け根にあるといわれているスペンス乳腺辺りを入念にリップと舌で愛撫を加える。彼女がのけぞる。ぽんこつマンは羽田方の手で彼女の背中を抱き、もう一方の手を臍の下5cmあたりの子宮が埋もれている腹部に指でトントントント刺激を与える。彼女ののけぞっている時間が徐々に長くなる。

フィニッシュはほぼ同時に訪れた。彼女の腰からお尻がひくひく痙攣して来た時、ぽんこつマンは肉棒を一気に抜き、先程まで指で刺激を与えていた彼女の臍の下5cm辺りに生死を一気に発射した。

身体を一つにしていた時間は、だいたい30分くらいだろうか。フィニッシュを迎えて身体は離れたがベットにふたり手を繋いで静かに30分ほど横たわって時折キスを交わす。コンドを出発する予定の時間まで1時間を切っていた。

ふたりでもう一度シャワーを浴びてまたキスをする。バスタオルでお互いの身体を拭きあってゆっくり服を着た。Grab carの予約時間まで10分となったので、大量の荷物を彼女に手伝ってもらって1階のロビーまで下ろした。コンドの管理室に部屋の水道は栓を閉めてもらうよう依頼して、ふたりはコンドのロビーにあるソファーに腰を下ろしてGrab carの到着を待った。そして空港に送りに行きたいと言っていた彼女に、無理しないで自分の家に戻ってと伝えた。

Grab carの種類はSUVでこれまではトヨタフォーチュナーが多かったが今回はトヨタイノーバのようだった。運転手が降りてきて荷物を後部のスペースに乗せてくれる。ぽんこつマンは最後に彼女の手をしっかり握り、キスをした後抱擁してGrab carに乗った。彼女も一緒に乗り込んだ。

そして彼女は運転手に近くの エアポートリンクの駅まで言ってそこで降りたいと伝えていた。運転手は少し戸惑っていたが快く車を動かした。駅の近くの踏切で車は停まり、彼女が降りる。彼女が手を振る。ぽんこつマンも手を振る。空港に着いたらLINEすると言い残して彼女とその場で別れた。

出国前の数時間に思いがけない激しいセ◯クスをする経験は、マニラでオロンガポ出身の女のコと2日間幾度となく激しく身体を重ね、愛し合った時以来だった。そのような気怠さを全身に感じながら国際線の搭乗を迎えるのはもうないだろうとさえ思っていたが、今回その機会が再び訪れた。

Grab carは、いつものラマ9世通りではなく、パタナカーン通りを東に進んだ。運転手に聞くと今の時間はラマ9世通りは渋滞である程度パタなカーン通りを東に進んでからラマ9世通りに入った方が早く空港に着けるという。次回彼女と会う時にはセフレの関係で会えるのだろうか。そんなことを思いながら彼女との激しいセ◯クスを思い起こしているうちに30分もかからずにスワナブーム空港に到着した。

かつては全て空いていた入場ゲートは、コロナのせいで手前遠くの2箇所だけになっていて、荷物を下ろしてチェックインカウンターまで先ほどのセ◯クスでダル重くなっている身体で歩く。チェックインカウンターに着いたのはカウンターがオープンする6時過ぎまでまだ30分ほど時間があったが、すでにエコノミーの列には10人程度の搭乗客がカウンターのオープンを待っていた。

ぽんこつマンはスターアライアンスゴールドメンバーなのでビジネスチェックインに進む。まだ誰もいなかった。チェックインの時間まではスマホゲームで時間を潰す。カウンターがオープンして大量の荷物を預けセキュリティーチェック、イミグレーションを通過してまずはラウンジへ向かう。前回はタイ航空のラウンジは開いてなくてミラクルラウンジのみだったがCゲートまで行くと今回はミラクルラウンジが工事中でタイ航空のラウンジが空いているようだった。搭乗ゲートはC2だったがタイ航空のラウンジはDの真ん中にあり、またかなりの距離を歩かなくてはならなかった。

ようやくタイ航空のラウンジに入り食事をしようと思ったが、前回のミラクルラウンジよりぽんこつマンが食べたいと思うものが少ない。ほぼタイ料理でパスタとかの洋食系は無い。しょうがないのでトートマンクン(エビのすり身揚げ)を6個とってあとは白ワイン。バーはラウンジの端にあり、食事を選ぶことが出来るラウンジ中央部とはかなり離れている。

ぽんこつマンはバーのあるCゲートに近い出口側に席を取った。ワインを飲み少し落ち着いてから先程まで激しく絡み合った彼女にLINEをした。そして搭乗時刻が来るのを静かに待った。

タイ航空ラウンジを出て気づいたことがある。ミラクルラウンジはCゲートの入り口にありまずそこへ向かったが工事中でもう一度Dゲート中央まで戻ってタイ航空ラウンジに辿り着いたが、最初からミラクルラウンジが工事中と知っていれば、イミグレを出て(写真)スワナブーム空港①がDゲート中央なのでそのまま下に降りればよかったと言うことだ。チェックインの時にラウンジ情報を確認しなかったことが結局かなり遠回りの原因だった。

ANA便は定刻に出発。羽田空港にはやや予定より早めに着いたが羽田空港の検疫の事情でまたかなりの距離を歩く羽目になる。この後の自宅までの道のりは次の記事に書くことにする。

Covid -19に罹患して②(チャプター1)

パタヤから帰った15日夜は今度の部屋でパスタを自作して食べて酒は抜いて休んだ。ぽんこつマンは料理も趣味である。バンコクのセフレにもパスタを振る舞ったこともある。その日は食事の後シャワーを浴びてすぐに休んだ。

タイでは寝る時もエアコンを使っている。いつもならダイキンの空気清浄機で乾燥しすぎないように湿度管理もしているが、その日は空気清浄機の電源を入れ忘れていた。朝目覚めると、何となく喉の奥がイガイガする。念の為体温を測るが36.2°cと平熱。この時はまだコロナ感染を疑うこともなく空気清浄機を入れ忘れたせいだろうと思っていた。

3月17日、ぽんこつマンがパタヤから帰宅して3日目、パタヤの夜嬢と遊んで4日目、朝起きた昨日喉がイガイガするのに加えて鼻水が少し出るようになっている。熱を測っても36.4°cとこの時も平熱。まぁ風邪でも引いた程度にこの時は考えていた。

3月18日、痰がよく絡むようになり軽い咳も出始めた。体温は変わらず36.3°c平熱だった。しかし身体は少しずつだるさが増しているようだった。日本から持って来ていた市販薬の風薬を飲んで過ごす。

3月19日、痰が絡む量がさらに増していると感じた。体温を測ると36.7~36.8°c、昨日より多少高くなっているがやはり平熱の範囲だ。しかしながら長時間の濃厚接触を重ねたパタヤから戻って4〜5日経過しているので、念の為ATKでチェックすると何と陽性の2本線が現れた。急いで妻の連れ子がバンコクで働いているので連絡を入れたら、薬局でコロナ用として市販している漢方薬と解熱剤、そしてガパオライスを差し入れてくれた。

3月20日、症状は前日とあまり変わらないが妻の連れ子から連絡があり、病院への連絡がついたとのこと。ラマ9世病院からも日本語話者から連絡が入り、まずはPCR検査を受けてCovid-19罹患の事実確認を進められたので、病院に向かった。PCR検査は病院の外でおこなっていてその受付で検査受診を申し込み検査を受ける。

結果はやはり陽性で入院のために30万bahtのデポジットを入れるよう求められる。幸い限度額がそこそこあるクレジットカードがあってデポジットを入れることができたが、ぽんこつマンがタイ入国前に加入したAXA Thailandのインバウンド保険はあくまでタイの保険なので100%医療費がかばできない可能性があるためデポジットが必要とのことだった。デポジットが収められない人はどんなに重い症状でも入院できないらしく、やはり日本の保険会社の海外旅行保険でないといけないことが判明した。

少し待たされたが入院手続きはスムーズに進み、ホイールチェアに乗せられコロナ感染者のみ利用の通路とエレベーターでコロナ隔離病棟に入り入院が完了した。入院が完了してから現在服用している薬は何があるかを看護師が確認しにくる。ぽんこつマンは以前に脳虚血性発作を起こしており、血栓をできにくくする薬や、高血圧を抑制する薬、それから尿酸値を下げる薬、血中内中性脂肪を抑える薬などを服用していたので、素直に申告した。これが後にAXA Thailandのインバウンド保険との保険料支払いで揉める原因となった。

入院初日は入院前に外で肺のレントゲン撮影があり、入院後血液検査のための採血後にすぐに9錠をはじめ複数の薬を飲まされたが、ぽんこつマンの肺の状態は特に問題なさそうで特別なケアは一切なしだった。部屋は広いが一人部屋でただただ殺風景。毎日3回の体温、血圧、血中酸素濃度の測定値を報告するだけであとは病院のうまくもない飯と水を飲むこと、1日1回200歩の歩行を部屋で行う事以外はただベッドで横になっているだけだ。テレビも薄型で壁に張り付いたものだが、スマートテレビではなくNetflixやYouTubeを見ることができない旧式のテレビ、スマホをいじるしか時間を潰す手段が無い。

翌朝も9錠の薬のほか多くの同じ薬が出た。3食後に飲む薬、朝晩飲む薬、就寝前に飲む薬。入院2日目で鼻水は止まり、咳も出なくなった。体温はいつも36.2〜36.5°cと平熱で安定していた。入院2日目の夜から9錠飲む薬が4錠に減り、3日目、4日目と過ぎていった。

5日目の朝になって医師から症状も安定しているので退院して自宅隔離で5日間の経過観察でもいいと言われ、当初は保険で全額負担があるものだと思っていたので10日間全て入院でもいいかとも考えていたがあまりにも殺風景な部屋で飯もうまくは無いので、その医師からの話を受けてすぐに退院すると伝えた。

会計が始まって、病院が保険会社であるAXA ThailandとやりとりしていてAXA Thailand は保険では払えない費用があると主張しているらしくかなり揉めていてなかなか退院手続きが進まなかった。夜の9時になってようやく5日間の費用約86000bahtのうちどうしても自己負担しなければいけない額が2400bahtくらいになったところで折れて午後10時過ぎにようやく退院ができることになった。

帰りは、普通のタクシーやGrab carは使用できないらしく、コロナ陽性者でも利用可能なCABBというアプリで配車を頼まないといけないらしかった。そこで早速アプリをダウンロードしログインしてみた。これまでたまに見かけたロンドンタクシータイプの車両の配車サービスらしい。料金が不明だったがやむを得ない。手配をかけてその車は25分ほどして病院に到着したと連絡があった。ナースステーションに電話して手配した配車サービスの車が来たことを伝え、看護師に付き添われて、これまたコロナ感染者だけが通れる通路、エレベーターで病院外のその手配した車が待っている所に案内される。そして乗り込むとその車はあらかじめ指定していた行き先であるぽんこつマンの部屋があるコンドに向かって走り出す。

コンドについて到着してあらかじめ登録したはずのクレジットカード払いを申し出たが、なぜかうまく繋がっていなかったらしく、結局QRコードでのタイの銀行口座からの即時引き落としで料金を払った。料金は思うほど高額ではなく160バーツくらいだったと思う。Grab carとほぼ変わらない印象だった。ただバンコクでの台数がまだそれほど多くは無いので、どうしてもこの配車サービスを使いたいときは事前予約しておいた方が良いだろう。

今度のぽんこつマンの部屋に行くにもいつも使っている通路やエレベーターを使ってはいけないらしく、荷物搬入出専用のエレベータを使ってぽんこつマンの部屋のあるフロアに上がり、そこから自分の部屋に向かうことになっているようだった。

こうしてコロナ感染が確定した3月20日から5日目の3月24日の夜から自室での自主隔離が始まった。病院からはコロナ感染確定から10日目に当たる3月29日まで毎日電話での体調確認の電話がかかってくる。食事のデリバリーやネットでの食料品の部屋までの運搬はコンドの管理人が部屋の前に置いていくようになっていて、食材を注文して自分で作ることもできるので病院よりはるかにマシな暮らしができる。ただし女の子を部屋に呼んだりも10日が開けた3月30日まではダメなので、男としての性欲処理は自慰行為で済ませるしかない。

今回の感染は、オミクロン株の可能性が高く、だとすると症状が現れた17日朝から逆算して72時間前はエカマイバスターミナルにいてパタヤに向かうところだった。その前日の夜は誰かを部屋に呼んだわけでも、Bar bearやGoGo barで濃厚接触したわけでも無い。ただ単に自室でYouTubeを見たり、Chrome castでエロ動画を見たりして深夜遅くまで酒を飲んであまり寝ていなかっただけである。ということから考えて感染した場所はパタヤ行きのバスの車内かパタヤで夜嬢と濃厚接触したBar beerかGOGO barという可能性が高いことになる。

ぽんこつマンは4月6日に日本への一時帰国のチケットを持っていてタイ出国前のPCR検査で陰性を得なければならないが病院からの説明では一度感染するとコロナから回復しても死滅したコロナウィルスの残骸が身体に長く留まりPCR検査では陰性になるまで平均1ヶ月かかるということを聞かされていた。さらに4月4日にラマ9世病院でコロナ感染回復後の血液検査、肺レントゲン検査、そしてPCR検査を受ける手筈になっていた。だから今またバンコクのBar beerやGoGo Barなどで濃厚接触して運悪く新たに感染するわけにもいかず4月4日の検査が終わるまでは食料品の買い出し以外には大人しく自室で過ごすことにした。

そして4月4日病院での検査は、血液検査でももちろんレントゲン検査でもコロナから回復していると医師が証明したがやはりPCR検査は陽性のままで4月6日予定のタイ出国は変更せざるを得なくなった。医師にいつになったらPCR検査で陰性が確認できるかと聞いたところ、回復から1ヶ月を目処にもう一度検査するのはどうかと言われた。その日の検査費用は9000baht越え、なんとも言えない。高すぎる。そのことを察してか医師はすでに回復していることが確認できたので渡航用のコロナ陰性確認検査は好きな医療機関を探して検査した方がいいともアドバイスしてもらった。

その理由はラマ9世病院のPCR検査代は4200バーツでサミティベート病院の4000バーツより高い。それにそれ以下の料金で検査と証明書発行をしてくれる医療機関が増えているということだった。ぽんこつマンのコロナ感染を診てくれた医師は女性で極めて親切に対応してくれた(看護師は別)。本当に彼女には感謝しかない。

ぽんこつマンは、新たな出国予定をたて飛行機の予約をとりさらに新たに出国72時間以内のコロナ陰性証明を手に入れなければならなくなった。まずは厚労省指定の陰性証明書を発行可能で料金的に安く収まるところを見つけようとWEBで検索をしているうちに、PCR検査ではなく定量抗原検査での陰性証明でも日本入国可能ということが判明した。そしてその定量抗原検査をやってくれるクリニックに電話で確認したところ、唾液採取で楽、コロナ感染から回復した人が死滅したウィルスでPCR偽陽性となる場合でも定量抗原検査の方は陰性となる確率が高いとの説明を聞けた、さらに検査料金は2500bahtと割安。そのクリニックの側にPCR検査で1500bahtというクリニックもあるが、今回は定量抗原検査一択で行こうと決めた。

出国予定日を4月26日として出国前検査を4月24日に、さらに念には念を入れて4月20日にも予備検査を入れることにした。そのクリニックはDYMインターナショナルクリニック(https://dymclinic.com/th/)というところで日本語で対応してくれるらしい。出国前検査が終わるまではおとなしくしていようと心に誓う。なんだかそれまで重い気持ちだったが光明が見えた気がして気持ちも軽くなった。