Covid -19に罹患して②(チャプター1)

パタヤから帰った15日夜は今度の部屋でパスタを自作して食べて酒は抜いて休んだ。ぽんこつマンは料理も趣味である。バンコクのセフレにもパスタを振る舞ったこともある。その日は食事の後シャワーを浴びてすぐに休んだ。

タイでは寝る時もエアコンを使っている。いつもならダイキンの空気清浄機で乾燥しすぎないように湿度管理もしているが、その日は空気清浄機の電源を入れ忘れていた。朝目覚めると、何となく喉の奥がイガイガする。念の為体温を測るが36.2°cと平熱。この時はまだコロナ感染を疑うこともなく空気清浄機を入れ忘れたせいだろうと思っていた。

3月17日、ぽんこつマンがパタヤから帰宅して3日目、パタヤの夜嬢と遊んで4日目、朝起きた昨日喉がイガイガするのに加えて鼻水が少し出るようになっている。熱を測っても36.4°cとこの時も平熱。まぁ風邪でも引いた程度にこの時は考えていた。

3月18日、痰がよく絡むようになり軽い咳も出始めた。体温は変わらず36.3°c平熱だった。しかし身体は少しずつだるさが増しているようだった。日本から持って来ていた市販薬の風薬を飲んで過ごす。

3月19日、痰が絡む量がさらに増していると感じた。体温を測ると36.7~36.8°c、昨日より多少高くなっているがやはり平熱の範囲だ。しかしながら長時間の濃厚接触を重ねたパタヤから戻って4〜5日経過しているので、念の為ATKでチェックすると何と陽性の2本線が現れた。急いで妻の連れ子がバンコクで働いているので連絡を入れたら、薬局でコロナ用として市販している漢方薬と解熱剤、そしてガパオライスを差し入れてくれた。

3月20日、症状は前日とあまり変わらないが妻の連れ子から連絡があり、病院への連絡がついたとのこと。ラマ9世病院からも日本語話者から連絡が入り、まずはPCR検査を受けてCovid-19罹患の事実確認を進められたので、病院に向かった。PCR検査は病院の外でおこなっていてその受付で検査受診を申し込み検査を受ける。

結果はやはり陽性で入院のために30万bahtのデポジットを入れるよう求められる。幸い限度額がそこそこあるクレジットカードがあってデポジットを入れることができたが、ぽんこつマンがタイ入国前に加入したAXA Thailandのインバウンド保険はあくまでタイの保険なので100%医療費がかばできない可能性があるためデポジットが必要とのことだった。デポジットが収められない人はどんなに重い症状でも入院できないらしく、やはり日本の保険会社の海外旅行保険でないといけないことが判明した。

少し待たされたが入院手続きはスムーズに進み、ホイールチェアに乗せられコロナ感染者のみ利用の通路とエレベーターでコロナ隔離病棟に入り入院が完了した。入院が完了してから現在服用している薬は何があるかを看護師が確認しにくる。ぽんこつマンは以前に脳虚血性発作を起こしており、血栓をできにくくする薬や、高血圧を抑制する薬、それから尿酸値を下げる薬、血中内中性脂肪を抑える薬などを服用していたので、素直に申告した。これが後にAXA Thailandのインバウンド保険との保険料支払いで揉める原因となった。

入院初日は入院前に外で肺のレントゲン撮影があり、入院後血液検査のための採血後にすぐに9錠をはじめ複数の薬を飲まされたが、ぽんこつマンの肺の状態は特に問題なさそうで特別なケアは一切なしだった。部屋は広いが一人部屋でただただ殺風景。毎日3回の体温、血圧、血中酸素濃度の測定値を報告するだけであとは病院のうまくもない飯と水を飲むこと、1日1回200歩の歩行を部屋で行う事以外はただベッドで横になっているだけだ。テレビも薄型で壁に張り付いたものだが、スマートテレビではなくNetflixやYouTubeを見ることができない旧式のテレビ、スマホをいじるしか時間を潰す手段が無い。

翌朝も9錠の薬のほか多くの同じ薬が出た。3食後に飲む薬、朝晩飲む薬、就寝前に飲む薬。入院2日目で鼻水は止まり、咳も出なくなった。体温はいつも36.2〜36.5°cと平熱で安定していた。入院2日目の夜から9錠飲む薬が4錠に減り、3日目、4日目と過ぎていった。

5日目の朝になって医師から症状も安定しているので退院して自宅隔離で5日間の経過観察でもいいと言われ、当初は保険で全額負担があるものだと思っていたので10日間全て入院でもいいかとも考えていたがあまりにも殺風景な部屋で飯もうまくは無いので、その医師からの話を受けてすぐに退院すると伝えた。

会計が始まって、病院が保険会社であるAXA ThailandとやりとりしていてAXA Thailand は保険では払えない費用があると主張しているらしくかなり揉めていてなかなか退院手続きが進まなかった。夜の9時になってようやく5日間の費用約86000bahtのうちどうしても自己負担しなければいけない額が2400bahtくらいになったところで折れて午後10時過ぎにようやく退院ができることになった。

帰りは、普通のタクシーやGrab carは使用できないらしく、コロナ陽性者でも利用可能なCABBというアプリで配車を頼まないといけないらしかった。そこで早速アプリをダウンロードしログインしてみた。これまでたまに見かけたロンドンタクシータイプの車両の配車サービスらしい。料金が不明だったがやむを得ない。手配をかけてその車は25分ほどして病院に到着したと連絡があった。ナースステーションに電話して手配した配車サービスの車が来たことを伝え、看護師に付き添われて、これまたコロナ感染者だけが通れる通路、エレベーターで病院外のその手配した車が待っている所に案内される。そして乗り込むとその車はあらかじめ指定していた行き先であるぽんこつマンの部屋があるコンドに向かって走り出す。

コンドについて到着してあらかじめ登録したはずのクレジットカード払いを申し出たが、なぜかうまく繋がっていなかったらしく、結局QRコードでのタイの銀行口座からの即時引き落としで料金を払った。料金は思うほど高額ではなく160バーツくらいだったと思う。Grab carとほぼ変わらない印象だった。ただバンコクでの台数がまだそれほど多くは無いので、どうしてもこの配車サービスを使いたいときは事前予約しておいた方が良いだろう。

今度のぽんこつマンの部屋に行くにもいつも使っている通路やエレベーターを使ってはいけないらしく、荷物搬入出専用のエレベータを使ってぽんこつマンの部屋のあるフロアに上がり、そこから自分の部屋に向かうことになっているようだった。

こうしてコロナ感染が確定した3月20日から5日目の3月24日の夜から自室での自主隔離が始まった。病院からはコロナ感染確定から10日目に当たる3月29日まで毎日電話での体調確認の電話がかかってくる。食事のデリバリーやネットでの食料品の部屋までの運搬はコンドの管理人が部屋の前に置いていくようになっていて、食材を注文して自分で作ることもできるので病院よりはるかにマシな暮らしができる。ただし女の子を部屋に呼んだりも10日が開けた3月30日まではダメなので、男としての性欲処理は自慰行為で済ませるしかない。

今回の感染は、オミクロン株の可能性が高く、だとすると症状が現れた17日朝から逆算して72時間前はエカマイバスターミナルにいてパタヤに向かうところだった。その前日の夜は誰かを部屋に呼んだわけでも、Bar bearやGoGo barで濃厚接触したわけでも無い。ただ単に自室でYouTubeを見たり、Chrome castでエロ動画を見たりして深夜遅くまで酒を飲んであまり寝ていなかっただけである。ということから考えて感染した場所はパタヤ行きのバスの車内かパタヤで夜嬢と濃厚接触したBar beerかGOGO barという可能性が高いことになる。

ぽんこつマンは4月6日に日本への一時帰国のチケットを持っていてタイ出国前のPCR検査で陰性を得なければならないが病院からの説明では一度感染するとコロナから回復しても死滅したコロナウィルスの残骸が身体に長く留まりPCR検査では陰性になるまで平均1ヶ月かかるということを聞かされていた。さらに4月4日にラマ9世病院でコロナ感染回復後の血液検査、肺レントゲン検査、そしてPCR検査を受ける手筈になっていた。だから今またバンコクのBar beerやGoGo Barなどで濃厚接触して運悪く新たに感染するわけにもいかず4月4日の検査が終わるまでは食料品の買い出し以外には大人しく自室で過ごすことにした。

そして4月4日病院での検査は、血液検査でももちろんレントゲン検査でもコロナから回復していると医師が証明したがやはりPCR検査は陽性のままで4月6日予定のタイ出国は変更せざるを得なくなった。医師にいつになったらPCR検査で陰性が確認できるかと聞いたところ、回復から1ヶ月を目処にもう一度検査するのはどうかと言われた。その日の検査費用は9000baht越え、なんとも言えない。高すぎる。そのことを察してか医師はすでに回復していることが確認できたので渡航用のコロナ陰性確認検査は好きな医療機関を探して検査した方がいいともアドバイスしてもらった。

その理由はラマ9世病院のPCR検査代は4200バーツでサミティベート病院の4000バーツより高い。それにそれ以下の料金で検査と証明書発行をしてくれる医療機関が増えているということだった。ぽんこつマンのコロナ感染を診てくれた医師は女性で極めて親切に対応してくれた(看護師は別)。本当に彼女には感謝しかない。

ぽんこつマンは、新たな出国予定をたて飛行機の予約をとりさらに新たに出国72時間以内のコロナ陰性証明を手に入れなければならなくなった。まずは厚労省指定の陰性証明書を発行可能で料金的に安く収まるところを見つけようとWEBで検索をしているうちに、PCR検査ではなく定量抗原検査での陰性証明でも日本入国可能ということが判明した。そしてその定量抗原検査をやってくれるクリニックに電話で確認したところ、唾液採取で楽、コロナ感染から回復した人が死滅したウィルスでPCR偽陽性となる場合でも定量抗原検査の方は陰性となる確率が高いとの説明を聞けた、さらに検査料金は2500bahtと割安。そのクリニックの側にPCR検査で1500bahtというクリニックもあるが、今回は定量抗原検査一択で行こうと決めた。

出国予定日を4月26日として出国前検査を4月24日に、さらに念には念を入れて4月20日にも予備検査を入れることにした。そのクリニックはDYMインターナショナルクリニック(https://dymclinic.com/th/)というところで日本語で対応してくれるらしい。出国前検査が終わるまではおとなしくしていようと心に誓う。なんだかそれまで重い気持ちだったが光明が見えた気がして気持ちも軽くなった。

2019年バンコクで口腔ヘルペスにかかる

今から1年くらい前、ぽんこつマンがバンコクのコンドでひとり住んでいる時、Tinder でエッチしてくれる女を毎日のようにつっていたことがある。中には、5000baht/1shot(交通費別)という女もいれば、1500baht/1H(交通費込)という女までいた。

Tinderでマッチした後、LINEで部屋に来る時間などを連絡を取ることになるのだが、ラオスからの出稼ぎ女や、昔の写真をアップしていて、会ってみると随分年齢詐称だろうという女もいた。

ぽんこつマンが相手の女の仕事を聞くとだいたいネットでコスメや健康食品を売っているという答えが返ってくる。儲かってるのと聞くと、みんなあまりいい返事を返さない。つまりそれは体のいい口実で、実際には普通に生活できるレベルの収益が上がってはいないということだとぽんこつマンは理解した。

ぽんこつマンが部屋にそんな女を呼ぶのは、決まって夜の時間でだいたい22時ごろだった。女たちは、間違いなく誰かのバイクの後ろに乗ってやって来ているようだった。たぶん売春を斡旋している組織がいくつもあり、そこの遣手ババアかニイチャンが送迎を担当しているのだろうと思った。

ある時は1週間に5人くらい呼んだことがあり、その女との◯ックスは、最初にシャワーを一緒に浴び、そこで一回生で軽く挿入する。挿入前にはボディータッチやディープキッス、フェラチオももちろんアリだった。

そして、そこからベッドに移動し、コンドームを装着して一戦を交えるのだが、ある朝なんとなく喉の奥に微かな痛みを感じた。その日はリステリンでうがいをして様子をみたが、翌日もその痛みは消えていなかった。そして、口の中に出来物ができている。誰かからなんか良くないものをもらったのかもしれないと思った。

なんとなく嫌な予感がして、それからバンコクのいくつかの性病の検査をしてくれそうな病院を探してみた。

タイの病院は、専門の担当医がいないときは、適当に扱われる。そこでいくつかの日本語が通じる病院とクリニックに電話した結果、バンコク病院(https://bangkokhospital-jsc.com)がなんとなく今回の症例には良さそうだと思った。

バンコク病院は、タイの中でかなりサービスが良いと評判が高かったが、あまりにも医療費が高額になるとの噂が日本人の間で広まっているようだった。しかしぽんこつマンは担当医師の出勤時間を確認できたし、バンコクの住まいである今度からも遠くないので、もし明日症状の改善がないなら行こうと決めたのだった。

日本人の多くは、スクンビットソイ3にあるバムルンラード病院(https://www.bumrungrad.com/jp)かスクンビットソイ49(Klang Alley)とトンローソイ13の突き当たりにあるサミティベート病院(https://www.samitivejhospitals.com/jp/)を使う人が多そうだ。

なんでもバンコク病院の診療費の高さに驚くようだったが、その時ぽんこつマンが尋ねてみたらなんでも感染症の医師がいい時間にいないこと、診療費がバムルンラード病院もサミティベート病院決して安くない事が分かったのだった。

翌朝10時に感染症の医師がくるとバンコク病院に聞いていたので、ぽんこつマンは翌日の朝9時にコンドを出てタクシーで向かった。バンコク病院の場所は、ペッブリー通りから少し北に奥まったところにある。朝9時半に到着し、受付を探し予約していた、感染症の内科の待合室で待った。10時を少し過ぎた時に、呼び出しがあり診察室に入った。

医師が口腔内を観察し、血液検査で病原菌の特定を指示したようなので、ぽんこつマンは念のため性病の血液検査も一緒にお願いしたいと伝えたら、泌尿器科にもいくように言われ、改めて泌尿器科で問診を受け、血液検査項目に追加してもらうことになった。

その後、血液検査のための採血室に移動したが、そこの四十路の看護師にニンマリとした含み笑いをされて、採血された。検査結果は1時間後に出るとの事で、一旦病院の食堂で何か食べようと出掛けた。

その食堂(カフェテリアというかフードコート)には、もちろん一般的なタイフードも多くあるが、マクドナルドなどのファーストフードもあったりして驚いた。コーヒーとサンドイッチを摘んで時間を潰し、また、内科の受付に指定時間に戻った。

検査結果は、口腔ヘルペスとの事で、とりあえず内服薬を処方するとの事だった。口腔ヘルペスは一度感染すると完治する事は無く、疲れている時などにまた症状が出るというものらしく、果たして最近遊んだ女から貰ったものなのかどうかは特定できなかった。性病検査の結果も その時点で全てネガティブだったが、HIVに関しては近い性交の結果はまだ出ないので、もしそうゆう行為をするならコンドームを着けるよう指導された。

事前にクレジットカードの海外医療保険で支払うと伝えていたので精算は比較的スムーズに終わった。金額は内服薬も含めて9000bahtオーバーだったが、やはり日本の病院よりは高いのだろうという感じだ。まぁ、保険で支払ったので現金は不要だったのだが…….。

数日後に、連れ合いが暮らすチェンマイへ向かう日が近づいてきていた。連れ合いとはもう何年もキスをする事は無くなっている。連れ合いと◯ックスする時は必ずコンドーム必須になっているので、グラスの共有を避ければ移すことはないと医師から言われている。

今はその症状が出ることは1年以上なくなっている。もしかしたらはるか前に誰かからもらった菌が、身体が弱った時にたまたま出ただけかもしれないと今は思っている。