ピン川左岸には、チェンマイのローカル娘に人気が高いレストランが多いが、リバーサイド、グッドビューとは少し趣を異にする、しっとり静かで落ち着いた時間を過ごせる大人なレストラン The Gallery がある。
このレストランはヒラリーとビル・クリントンが訪問して有名になったという話もあるほどで、その神秘的・幻想的エントランス内のアート作品があるがギャラリースペースの雰囲気にも引き込まれる魅力があるとぽんこつマンは思う。
ヒラリークリントン氏来店の様子
グッドビューやリバーサイドのようにバンド演奏があってノリの良い音楽と豊富なカクテルがあるわけでは無く、あくまでピン川の緩やかな流れを眺めながら静かに食事を楽しむ場所としてぽんこつマンは使っている。
料理は基本タイ料理がメインだが、その盛り付けにはアートを感じる一皿があるのも思い出の1つになる。営業は正午0:00から午後10:00までらしい。混んでいない時間帯は接客もそれなりにきちんとしているせいか欧米人の客が多いのも頷ける。
タイ人の中には料理が料金の割にイマイチという評価もあるようだが、多分値段設定が「タイ人価格からすると信じられないくらい高い」からという理由が大きいと思う。日本のタイ料理屋で食べるタイ料理の価格からしては、特に高いと思うほどの値段ではないのだが、何となくタイ人相手の商売をしていないということが伝わるのだろう。
ただ、昼の時間にちょっとコーヒーとデザートをピン川を眺めながら静かな大人の時間を過ごすには絶好のロケーションだと言える。
ぽんこつマンは、まずそのロケーションがロマンチックであることが一番大事なのだ。タイ人のモデルクラスの女の子を連れてきて、果たして彼女が料理の味に敏感に反応するようならその娘の出身がそれほど名家ではないということかもしれない。そもそも、タイに世界に誇れる金満家はいても、名家などいないとも思うが(現在の国王家も高々300年未満)……..。
ぽんこつマンは金満家でも無くただの女の尻を追うだけの下衆の一人だが、なぜか気持ちは崇高な所にいつも置いているので、デートスポットの評価には、その場の雰囲気が一番重要なポイントになるのだ。