2021年11月タイ入国2週目、ATK検査も陰性

タイ入国から6日経過した12日(金)にAKTキットで鼻グリグリを自分でやって溶液につけて保存、翌日24時間経過後その溶液を判定テスト板に液を落として結果を確認する。それを写真に撮ってAQホテルのLINEアカウントに送る。AQホテルはそれを政府機関と連携しているサイトに結果をアップする。

Cの位置に1本の線は陰性CとTに2本、線が現れれば陽性らしい。

ぽんこつマンはやはり陰性だったが、モーチャナアプリのバーコードの色はその後もオレンジ色のミドルリスクのままだった。多分システムと結果がうまくシンクしていないのだろう。ファイザーを2回接種していて日本出国時とタイ入国後のPCR検査も陰性でAKTでも陰性判定なのにミドルリスクのままというのはどう考えてもおかしいのだ。

まぁ、流石にぽんこつマンがCOVID-19のウイルス媒介者ではないことは明らかだから、ぽんこつマンが新たにタイで感染するリスクはあるものの、誰かに移すという可能性は今の所ゼロだと思ったので、13日4年前にタニヤのマーメードというカラオケクラブで知り合った女の子会うことになった。彼女は刺身と焼肉をいつもねだってくる娘で、今は不法営業のコヨーテクラブで何軒か掛け持ちで働いているとのことだったが、どうもぽんこつマンがタイ入国を予定していると聞いた時にお土産を頼まれていたのでそれを渡すためにも会う約束が必要だった。

希望の土産は仕事運が上がるお守りだったが、もうタイでは入手困難なアイシャドウを日本のメルカリで注文したり、日本で若い子に人気のオペラのリップティント新色を2本、それに神戸のストロベリーを丸ごとチョコで覆った菓子を彼女のために持って来ていた。彼女はぽんこつマンと飯は食うが彼女自身を味わわせてくくれなかった。なんでも年齢的に50歳を超えている男とはねないと言っていた。

彼女との飯は必ずと言っていいほどこれまで彼女が指定してきた。今回も同様に彼女からBTSトンロー駅を降りたところにある「深夜食堂」を指定してきた。そこはこれまでも何度か彼女と言ったことがあったが、彼女がそこを頑なに指定した理由は「焼き肉も刺身もある」「焼肉は焼き上げて持って来てくれる」ということだったが、ぽんこつマンは座敷スタイルがダメ、たとえ掘り炬燵形式でも座布団一枚で背もたれが無いのは耐えられないのだった。しかも過去2回ともあまり注文していないのにかなりの高額の請求に驚いた経験があり、どうしても足が向かないのだ。

ぽんこつマンは、おなじBTSトンローから遠くないホテル日航バンコクの敷地に隣接するグランド銀座堂を主張した。彼女は最近また追加で行ったまぶたや涙袋の整形のダウンタイム中で日の近くに顔を寄せることが出来ないと嫌がったが、ぽんこつマンが焼いて皿に乗せてあげると言って、彼女はようやく渋々グランド銀座堂に入る事を受け入れた。

グランド銀座堂は、スクンビット26にあるスクンビット店、トンロー55のサマセットスクンビットトンローの隣のPanjet Towerにあるトンロー店より開店が新しく車をホテル日航バンコクの駐車場に止めれることもあり、タイの富裕層にも人気の焼肉屋として日々満席の店だった。予約なしではなかなか席に着くことは難しい高級店だが、その日は19:00の予約が1時間前に取ることができた。彼女とはホテル日航バンコクの前で待ち合わせて店に入った。

この店の肉は、この店が独自で持つ牧場で育てたタイWAGYUで味は、オージーWAGYUやNZ WAGYUよりはるかにうまい。それでいて一皿の値段も500バーツ前後なのでこの日も特上ロースや特上カルビなど5皿とビールで1500バーツちょいで締めのフルーツまでいただくことができた。

ぽんこつマンはもう肉にがっつく年はとうに過ぎているのでうまい肉を少しで十分なのだ。店を出て彼女は、やはり刺身が食べたいと言ったが既に21時を回っていたのでSHA+の店はどこも空いていなかっった。すると彼女が突然「おでん」と言い出した。結果「「深夜食堂」のオーナーがスクンビット53に数年前に開いた静岡おでんの店「おでん青葉」へ向かうことになった。

既に21時を過ぎていたが、まだ暖簾は片付けられておらず入店できた。ぽんこつマンはビールと大根を注文すると彼女も大根を注文した。おでん屋なので刺身を探してもあろうはずも無い。ちょうど「深夜食堂」のオーナーも店にいたが深夜食堂から刺身を届けさせるようなことはしなかった。結局彼女はその日刺身を食べれずに帰ることになった。

「おでん青葉」では警察の取り締まりの話が話題になった。酒の提供を21時までとしている事を理由に何かと店に難癖をつけてはお金を要求するという話からお土産でもらった印税シールのない酒を探して難癖をつけて同じくお金を要求するといった汚職・腐敗の話になった。

タイが多くの国に開国をしたがレストランの営業時間を9時までに限定していることや娯楽施設を未だオープンさせない裏には不法に営業する店舗から法外な罰金という名の賄賂を集金するシステムがあるからだろう。この国から役人の腐敗が消える日は消えることはなく、COVID-19という厄介ごとがある中でも役人だけが太る社会が今後も続くのかと思うと、うんざりする一面もあるが、バンコクという天使の都へ地方から出稼ぎにやって来ざるを得ない貧富格差の構造が、ぽんこつマンの若くて可愛いタイガールとの出会いを支えていると思うと、悩ましい限りである。

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