非常事態勅令5回目の再延長で遠退くタイへの再入国

ぽんこつマンはタイでの感染が懸念された3月末までバンコク、チェンマイにノンイミグラントOーVISA(1年毎に更新)で長期滞在していたが、3ヶ月に一度のペースで日本に一時帰国していた。一時帰国の1番の目的は、ぽんこつマンがまだぽんこつになるきっかけになった虚血性脳発作で緊急検査入院となってから退院後もずっと処方される事になった薬が切れないようにするためと勤めていた会社を退職した後の3月の検診で発覚した肺腺癌を放射線で焼き切った後のフォローアップを行うためだった。

前回の日本の医療機関への訪問は1月23日で、次回は4月下旬に予定を組んでいて本来は4月の中旬に一時帰国を予定していたが、世界的な感染拡大のため航空路線がどんどん欠航になっていく事態となり、ぽんこつマンも予定を3月31日にバンコクを出発する便に変更して日本に戻ったのだった。

それ以降、タイは3月下旬の非常事態勅令発布から、バー、ナイトクラブ、カラオケ、スポーツ施設、映画館の営業を禁止し、コーヒーショップ、飲食店の営業も店内飲食を禁止とし、タイへの入国を完全に禁止した。タイからの出国は辛うじて4月1週目くらいまではいくつかフライトが許可されていたが、タイへの入国は、タイ政府がタイ人の帰国要請に応じる形の特別便での救援を除いて全て禁止となった。

タイ国内のコロナ新規感染者は5月中旬からゼロとなったとの発表があり、飲食店の営業は、6月から解除され、酒類の販売も店内での提供を除いて可能となった。バーやナイトクラブ、カラオケなどの営業が許可されたのは7月まで待たされる事になった。

当初は7月一杯と予想されていた非常事態勅令は、8月も延長と7月末に決定され8月末にまた9月30日までのさらなる延長がついに決定されている。この非常事態勅令が解除されない理由は、政府は世界でのコロナ情勢の改善が未知数ということだが、タイの学生が始めた、現政権の退陣要求デモを牽制するためとの見方もあるようだ。

もしほんのの理由が後者であるなら、コロナ感染が今後落ち着いたとしてもこの非常事態勅令の解除はないと思える。この解除がなければタイ政府の民間航空局がタイへの商業飛行許可を出さないと言っており、タイへの入国は、タイ政府の特別便でしか入国できない事になる。

ぽんこつマンは、今も羽田ーバンコクのチケットを持っているが、商業飛行が許可されない限り使用不可でタイに行くことはできない。タイ入国の条件はノンイミグラントO-VISAを持っていることで満たせるようにはなっているのだが、何分にも極めて高額な特別便の運賃とタイ政府が求める自費によるホテル隔離施設(ASQ)のべらぼうな値段に3ヶ月未満のタイ滞在を決められないでいる。

ぽんこつマンのO-VISAは、2021年1月14日までに更新手続きをタイで行わないといけないが、このままではそのVISAの延長も難しい。10月からプーケット に限って外国人の入国を認めるという話が上がっているが、15泊16日のホテルでの隔離が必須のようで、それは終わってからも7日間はプーケット県からは出ることができず、プーケット県から出るにはさらにPCR検査を受けて陰性が確定することが要求されているらしい。

プーケットの隔離施設の部屋数は、2020年8月28日現在151部屋で15泊16日の価格は最低95,000Baht~650,000bahtとべらぼうに高額である。またプーケット に直接到着する航空機はチャーター便らしいがその運賃もまるっきり不明で、べらぼうに高額な金額になることが容易に考えられる。まともに自由に観光できるようにまでに16日の隔離が必要で費用が30万円以上で最高は220万円以上となると、日本の一般観光客が行けるようなものではない。ぽんこつマンも宝くじに大当たりでもしない限り当然無理なのだ。

タイ政府は世界の富裕層が法外な費用を払ってでも、タイに遊びに来たいと思う人が多くいると思っているのだろうか?ぽんこつマンには全く縁がないが、バンコクのASQ施設でも部屋のクリーニングが毎日ではなく、食事もプラスティクの使い捨て食器に入っているなど、まともなホテルサービスが提供されていない状況をTwitterなどから知ることができるなかで、このような途方もない費用負担を快く受け入れることは到底できない。