バンコクですき焼き・しゃぶしゃぶ

ぽんこつマンは肉好きだ。しかし焼肉よりステーキ・すき焼き・しゃぶしゃぶが好きである。バンコク には旨い肉を食わせる焼肉屋は目立つが、すき焼き・しゃぶしゃぶは看板メニューになりにくいのか、ぽんこつマンが「これなら良い」と思う店は意外に少ない。肉はいいが接客がイマイチ、値段が以上に高いという店が多いと感じる。焼肉を売りにしている店ですき焼き・しゃぶしゃぶも扱っているという店も多い。

そんな中で、Wagyu Shabu shabu & Sukiyaki Sankyu(https://www.facebook.com/Niku-sho-Sukhumvit-71-2064900166871445/ 今は肉匠71と名前を変えたらしい)という店を見つけ行ってみたことがある。

ステーキはいい肉を手に入れれば自分の家で焼いて食べれるが、すき焼きやしゃぶしゃぶとなると一緒に食べる人がいる方がいい。タイ人はしゃぶといえばタイシャブを想像するし、すき焼きもタイスキというメニューをより好む。まして生卵をつけダレにすると言った日本式すき焼きを旨いと連想するタイ人は多くはない。

初めての店で初めてのタイ人嬢を誘ってデートとなると、味の好みの差で相手にも辛い思いをさせるかもしれないので、バンコクの大学を卒業して働き始めていた連れ合いの実の娘を誘うことにした。彼女は連れ合いと一緒に日本に数度来ており、和牛のうまさや生卵をつけて食べるスタイルを知っているだけでなくそうやって和牛を食べる日本のすき焼きが好きだった。

店に着いて生卵を食べる習慣がないタイだからこそここぞとばかりにすき焼きを選んだ。A5の肉とA4の肉を食べ比べてみるのも興味深かったので、それぞれとってみることにした。チェンマイでもすき焼きを食べさせる店に行ったことがあるが、A5は品切れA4かA3を選ぶ必要があったがそこのA4は一皿100g無いくらいで800bahtだったことから考えると、こちらの店はかなり安い気がした。

A5は一皿400bahtくらい、A4は一皿300bahtくらい。鍋もサービスの女性が作ってくれて、客はただ出来上がりを口に運ぶだけ。腹いっぱいになるまで肉を食べてもふたりでアルコール込みで4000Baht 以内でおさまる感じ。もしかしたら日本で食べるより安いかもとさえ思える。

ぽんこつマンはすき焼きにほうれん草は合わないと思うが、ここはバンコクそれくらいはご愛嬌です。1ヶ月に1回はsukiyakiを食べたくなるポンコツマン。この店がなくならないように祈りたい。

人生2度目の松阪、和田金

ぽんこつマンは肉好きである。中でもすき焼きには目がない。すき焼きといえばぽんこつマンの中では松阪「和田金」が世界の頂点と信じて疑わない。そこには、最初の連合いと今から30年以上前にお伊勢参りの往路に一度行って以来、長い間行ったことがなかった。

2018年4月に現在の連合いがぽんこつマンの息子と一緒にタイから日本に来ている時に、関西の家から北陸の家に向かう途中に紀伊半島を回り、アドベンチャーワールド、伊勢神宮、鈴鹿サーキット、長島スパーランド、レゴランドを経由する旅を計画した。

息子と連れ合いは、最初の宿泊先だった南紀白浜での伊勢海老の刺身や味噌汁にも大感動だったが、ぽんこつマンはなんといっても、朝のお伊勢参り後に行った人生2度目の松阪の「和田金」(http://e-wadakin.co.jp/sukiyaki/)が人生最高レストランの上位にランクインする店だ。

最高級の松阪肉のすき焼きを初めて食べた息子と連れ合いもその味に感動していた。生卵を解いて食べるスタイルもタイ人の連れ合いもタイで生活している息子も初めての体験だ。タイでは生卵を食べる習慣がない。最近は、日本の卵の殺菌処理と同じ処理をした卵がタイのスーパーでも買えるようになっているが、タイ人にとっては生卵は危ないという既成概念が相変わらず根強くある。

絶妙に味付けされた最高級の松阪牛を生卵に恐る恐るくぐらせ、口に運ぶ連合い。一口食べてそのあまりに豊潤な味わいに驚く。息子は普段からぽんこつマンが卵かけご飯を食べていることを知っていて、生卵に対する抵抗はそれほどないらしい。うまく焼けた肉を中居さんから解かれた生卵の中にサーブしてもらってすぐに口に運ぶ息子。目をまん丸にしてそのなんとも言えない絶妙な味わいに笑顔が弾ける。

旨いものを子供に食べさせる。旨いものが持つその味の記憶を子供にも覚えさせることは、その子供の食に関する味覚開発に極めて重要な食育である。多少の出費もそどもの将来を豊かにさせるためには重要である。あまりの勢いで食べる息子に、コースに用意された肉の量では足らず肉を追加した。3人のランチで8万円近い出費。まぁ、人生2度目の「和田金」だから納得する。

ぽんこつマンは酒を飲みたかったが車を運転して食事が済んだら鈴鹿サーキットに行くのでノンアルコールビールを飲むしかなかった。次にまた和田金に行く機会があれば近くに宿をとって夜にしっぽり最高級の松阪肉のすき焼きを堪能したいものだ。