チェンマイで初めてうまいと思ったケーキショップ

ぽんこつマンは一時期兵庫県芦屋に住んでいたことがあり、当時は阪神芦屋駅近くにあったアンリシャルパンティエのケーキを好んで食べていた。当時も今も日本のケーキは甘すぎず、しっとりとしていてアメリカのケーキとは比べものにならないほど美味しいと感じていたが、2000年以前のタイではまさにアメリカの甘いだけのパサパサケーキが主流だったため、好んでケーキをタイで食べようとは思っていなかった。

そんなぽんこつマンのタイケーキの概念を覆したのが、2004年に訪れたチェンマイのラブ アット ファースト バイト(https://www.facebook.com/loveatfirstbitecnx/)だった。2004年にはぽんこつマンは兵庫県三田という六甲山の裏にある新興住宅地に引っ越していて、そこにもサント・アン(https://www.saintan.com)という美味しいケーキ屋があり、ぽんこつマンはそこのサント・アン・トリュフというチョコレートクリームとココアパウダーのケーキがいちばんのお気に入りだった。

チェンマイのラブ アット ファースト バイトに訪れたきっかけは、今の連れ合いと付き合い始めた頃で、デートの場所として彼女に連れて行かれたのが最初だった。その店は1999年にオープンしたようで、昔は大きなお屋敷があった場所にケーキ工房を開いたようだ。イートインスペースは店内にもあるが天気の良い日は、大きな庭木が生茂るオープンエアのテーブルが人気だった。

タイでは既にケーキの値段は高額になっているが、ぽんこつマンがその店に行き始めた頃は、大体50バーツ前後だったと記憶している。カフェラテも50バーツ前後だったから、ふたりで概ね200バーツかせいぜい250バーツまでだったと思う。この頃は、バーミーナムが屋台で20−25バーツだったことを考えるとそれでもケーキやコーヒーは贅沢品だったんだろうと思う。

今やタイバンコクの名の通ったケーキ屋のケーキの値段はひとつ200バーツを超えているが兵庫県三田市にあるサント・アンのケーキは大体300円台と考えるとタイの方が遥かに高価なものになっている。

タイで日本の暮らしと変わらない生活水準を求めると明らかに日本より高額な費用がかかるようになっているが、なぜ国民の3%しかいない月給50000バーツ以上の高所得者でもないタイ人が200バーツ以上するケーキやスターバックスのコーヒーを頻繁に口にできるのかが不思議でならない。

日本で考えれば、20万円の月給で6万円の風呂なしアパートに住み、2000円以上するケーキや2000円以上するスタバのコーヒーを飲んでいるのと同じなのだが、2日に1回ケーキとコーヒーで5000円払っていたら、1ヶ月で7万5千円のお茶代を払っていることになる。電気代が月5000円出すんでも残りは6万円。携帯代1万円払うとすると残りは5万円しかない。

タイ人の暮らしぶりはお金のある時にパッと使って、お金がなくなれば5バーツのインスタント袋麺ひとつか5バーツで買える餅米で一日過ごすということのようだが、お金がないことにあまり不安を感じないとすれば、それはかなり得な性格と言って良いだろう。

長い間、ぽんこつマンはこのチェンマイのラブ アット ファースト バイトには行っていないが2018年当時は、まだケーキ1つ100バーツ前後だったようである。この価格帯なら、日本より高いとまでは言えないのだが、2020年の秋、極めてヒステリックなまでのタイ政府のコロナに対する入国禁止措置で外国人旅行者の姿がほとんど消えたチェンマイで、この店がまだ営業を続けられているのかが気になるところだ。

次にぽんこつマンがチェンマイにいつ行けるのかはまだ不明だが、もう一度このラブ アット ファースト バイト(最初の一口が好き)に若くて可愛いチェンマイ娘を誘って訪れてみたいと思っている。

Tinderで知り合った女の子とケーキ屋デート

Tinder というマッチングアプリでこれまでアジアの国の女の子と知り合ってきたが、日本語をそこそこ話せるという女の子とマッチしたのは初めてだった。日本に戻っている時にTinder Goldを追加しバンコクに行った時にデートする女の子を探していたのだった。Tinder で知り合った女の子とは必ずと言って良いほどLINEを交換し、メッセージやスタンプのやりとりをしていた。その日本語を話せるという彼女は、バンコクのWASEDAという早稲田大学と関連のある日本語学校に通っているらしく、話すだけでなく読み書きもそこそこできるようで、LINEのメッセージも日本語だった。

当時の彼女の年齢は26歳ということだったがその年の10月に彼女の誕生日が来るのでもう直ぐ27歳になるところだった。それでも彼女の写真からは今も可愛いらしく悪戯好きな少女の面影がうかがえて実年より若く思えた。

彼女は日本のキャラクターが好きなようでLINEのスタンプにも自分の好みが判るモノが多かった。ぽんこつマンはバンコクに着いたらデートしようと言っていて、最初に彼女と出会ったのは彼女が住んでいるラチャダーソイ3に近いエスプラナードというショッピングモールだった。待ち合わせは、19:30 MRT タイ文化センター駅3番出口を上がった所。

ぽんこつマンが住んでいるところからはタクシーが早く着けそうだったので、タクシーに乗った。しかし時間がバンコクの夕方の渋滞の真っ只中だったし、タクシードライバーが少しでも車が流れるWatthana Tham 通りを北に上がってラチャダーピセーク通りへ入ったので通りの反対側にあるエスプラナードに行くために U ターンをしなければならず、ラマ9世駅前のセントラルラマ9まで戻らなければならなかった。

結果的に時間通りには着かないことになり、LINEで到着時間を20:00に変更しなければならなかった。タクシーを降りて待ち合わせの場所に行ったら、ものすごい中国人の団体客がそのあたりを占拠していた。彼女にLINE で連絡をしたら、彼女が後ろからポンと肩を叩いてぺろっと舌を出して笑っている。最初からずいぶん親しげにしてくるので少し驚いた。

まずはお腹が空いているのでエスプラナードの地下にあるレストラン街で食事をすることにした。地下には何軒の日本食レストランがあったが、彼女が選んだのはSHAKARIKI432(2020年7月時点ではエスプラナードには無い?)というバンコク では手広くチェーン店を展開しているレストランだったと思う。

ぽんこつマンはビールそして酎ハイを飲んだ。彼女は刺身をはじめいくつかの料理を取り、食べる前に写真を撮っていた。そのショッピングモールは22:00閉店らしく21:45には店じまいの準備を始めていた。ほんのちょっとしか居なかった感じだが、店を出てGFに上がった。そこにはナイトマーケットのような露店規模の店がひしめき合っていた。彼女はその露店をいくつも巡り、さらに表をへ出てエスプラナードの裏にあるタラート・ロットファイ・ラチャダーのナイトマーケットに行った。そしてそのナイトマーケットにある全ての露店をチェックする。

彼女が興味を示すのは黒い服、スマホケース、おもちゃ。全ての路地を歩いて最後にソムタムを売っている店でコーラとソムタムそれに串にさして焼いた肉を注文した。ぽんこつマンはそこでもビール。そしてその店を出て、エスプラナードの駐車場の最上階に行って、ロットファイ・ラチャダーのナイトマーケットを見下ろせるビューポイントをぽんこつマンに教えてくれた。

ただ、ぽんこつマンには、ナイトマーケットとかで買い物する気はなかったし、中国人の客の多さにうんざりしていた。結局その日ぽんこつマンは、深夜0時くらいにタクシーに乗って帰った。

そして毎日のように彼女とLINE をした。彼女は朝から夕方までBTS チョンノンシーという駅の近くにあるWASEDAという日本語学校に通っていて、その学費をタニヤのカラオケクラブで働いて稼いでいるようだった。最初に彼女と会った夜はバイトを休んで付き合ってくれたようだった。

彼女は、幼稚園児のような話し方をする。ブリッコと言うわけでは無いが、猫のように甘えてくるところが可愛い。彼女の学校は月曜日から金曜日なので土曜日曜の昼間は時間が自由になる。彼女は甘いものも好きなようだったので、日曜日の昼間にケーキを食べようと言っていた。

初めて彼女とケーキを食べに行ったのは、Truly Scrumptiousというケーキカフェ。

彼女はチョコレートケーキを頼んだ。ぽんこつマンも彼女よりも小さい違う種類のチョコレートケーキを頼んだ。日本ではケーキを食べることもよくあるが、タイではケーキはほぼ食べたことがなかった。それはアメリカ並みに甘いケーキが多く、ぽんこつマンの口には合わなかったからだ。その店のケーキもぽんこつマンには甘過ぎた。彼女はぺろりと自分のケーキを食べ切って、「食べないのぉ?」と聞いてきた。「うん、甘すぎるから」と応えたら残りを彼女がぺろりと食べた。

そしてそのケーキカフェを出て向かったのはエムクォーティエ。エムクォーティエでは紀伊國屋に行った。彼女は本を見る訳ではなく、文具売り場で気になる文房具に「かわいい」「かわいーい」を連発する。「何か欲しいものあるの?」と聞いたら「シャープペン」「これ」という。彼女は日本の女子高生や女子大生、OLと同じように文具好きなようだった。「買ってあげる」と言ったら「良いの?」「良いの?」と何度も聞いてくる。「良いよ」と言ったら「コップンカー」と初めてタイ語でありがとうを伝えてきた。

タイのかわいい女の子が「コップンカー」という時は、ほとんどの男はその耳障りの良さにノックアウトされてしまうようだが、ぽんこつマンも明らかにその柔らかい響きに参ってしまった。それ以降、彼女とのデートは彼女が学校を終わった後に食事をして同伴で彼女のバイト先へ出かけることがほとんどになった。

それから彼女は、バイト先をタニヤからスクンビット23に変えた。ぽんこつマンはその新しい店にも何度か足を運んだ。しかし彼女との食事で彼女が指定するのは寿司、刺身、焼肉、で店はしゃかりき432を好んで選ぶ。ぽんこつマンにはしゃかりき432は、値段の割に刺身の鮮度が低く好きにはなれない。焼肉もタニヤにある炭火焼肉432を好んで選ぶ。まるで新興宗教に入信した信者のようにしゃかりき432にこだわる。そういえば最初のデートの時からしゃかりき432だった。タニヤから変わったバイト先もしゃかりき432の社長が経営するCalmというラウンジ(2020年3月にコロナ禍の影響で閉店)だった。ぽんこつマンは彼女のことは今も可愛いと思うが、しゃかりき432にこだわり続ける彼女にはしばらく会わないでおこうと今は思っている。

デートでアイコンサイアム

2019年6月16日ホーチミン からバンコクに戻ってきた。Tinder でバンコクに住む18−30歳までの女性に限定して探していたら、ひとり美形な顔立のレディーとマッチした。しばらくTinder でメッセージのやりとりをした後 LINE でやり取りをした。彼女はチャオプラヤ川の西側アイコンサイアム近くに住んでいると言っていた。彼女と一度ご飯を食べようと話したら、乗って来た。彼女は日本食が好きといい、6月20日昼にアイコンサイアムで待ち合わせすることになった。

ぽんこつマンの住んでいるところからアイコンサイアムまでは結構離れている。BTS を乗り継いで Krung Thon Buri 駅まで行けばアイコンサイアム行きのフリーシャトルバスがあるらしい。待ち合わせ時間が13時30分だったので、12時頃にぽんこつマンは住んでいるところを出た。まずタクシーでBTSスクンビットラインの駅まで行く。タクシーはかなり渋滞していて30分くらい掛かって駅に着いた。それからBTSサイアム駅に行きBTSシーロムラインに乗り換える。乗換時間も含めて40分。クルントンブリ駅で降りてシャトルバスの待ち時間と走行時間が20分以内なら待ち合わせ時間に間に合う。

アイコンサイアムには約束した13時30分の5分前についた。フリーシャトルバスは正面の入り口ではなく横の入り口に停留所があった。

待ち合わせ時間になったので彼女にLINEで連絡を入れてみた。「今移動中」と連絡が来たのでぽんこつマンの到着場所を連絡した。10分くらい経過して「今どこ?」と連絡が入る。ぽんこつマンはビルの中に入り、近くにある店の名前と写真を送った。「ちょっと待って」「今高島屋に正面にいるからそっちに行く」と連絡が返ってくる。そして5分くらいで彼女が現れた。

彼女は思ったより高身長だった。ぽんこつマンより高身長で172cmくらいはありそうだった。挨拶もほどほどに、彼女は歩き出す。日本食レストランはチャオプラヤ川に面したサイドにある。この時点で時刻は14時少し前。ランチの時間は過ぎている。スークサイアムのタイローカル物産売り場を通り、GFのレストランスペースへ向かう。

いくつものレストランがチャオプラヤ川に面するベランダサイドに並んでいる。その中に日本海(NIPPON KAI MARKET)という寿司レストランがありそこに入った。

ぽんこつマンはビアチャンと4貫ほどの寿司そして刺身を摘んだ。彼女も4貫ほどの寿司と茶碗蒸し、そして刺身を食べた。彼女に幾つか質問した。彼女の仕事のこと、家族のこと。仕事はシーロムにある会社の受付。家族は母親、そして兄が一人の3人でアイコンサイアムから遠くないところに住んでいると聞いた。今日は母親の誕生日でケーキを買って家でパーティーをするとも言っていた。ちょっと待て、今日は木曜日。普通の会社なら今頃は会社にいて働いているはずだった。彼女の話は作り話だと思った。しかも彼女の声はかなり低く、多分元男性でいわゆるレディボーイだろうと思った。

ぽんこつマンはレディーボーイに興味はない。飯を一緒に食べるのは良いが、肉体関係を結ぶ気はさらさらない。食事を終えて、彼女がケーキを買いたいというのでスークサイアムから上の階へエスカレータで上がって行き、パンやケーキ、お菓子を売っている高島屋のフロアでホールケーキを買い与えた。

そしてぽんこつマンは改めてGFのTHE VERANDAに向かい、そこからチャオプラヤ川の船着場へ出てボートに乗った。彼女は手を振ってぽんこつマンを見送ったが、それ以来ぽんこつマンが多分嘘だらけで飾った彼女と会うことは無くなった。