バンコクでバイクタクシーに乗る

バンコクには、ある程度新都市交通網であるBTSやMRTそしてエアポートリンクという鉄道網があり海外旅行者や通勤者の利用が進んでいるが、タイは暑い国で駅を出て少し歩くだけで汗だくになってしまう。だから少しお金に余裕ができると自家用車を所有するタイ人が多く、バンコクの大渋滞は、年を追う毎に激しくなる一方である。

タクシーでの移動は、エアコンが効いていて汗を大量にかくと言うことはないが、渋滞にしょっちゅう見舞われて時間に間に合わないことや想定外の料金に跳ね上がることも多くある。またバンコクの歩道は整備ができておらず、実に歩きづらいし、タイ人で歩くことを厭わない人は珍しい。

と言うわけで、タイ人はちょっとした移動にバイクタクシーをよく使う。バイクタクシースタンドは至る所にあって、新都市交通網の駅に行くにも、駅で降りて目的地に行くにもバイクタクシーを使う。

タイは人口10万にあたりの交通事故死死亡者数は常に世界上位にある国でバイクが一番危ないと言われているが、移動の利便性が最も良いのでぽんこつマンも何度も使ったことがある。特に、太陽が沈んで日差しがキツくない時のひとり移動はバイタクが好都合だ。Grab バイクは配車を待つ必要があるので今のところ使ったことがないが、オレンジのチョッキを着たバイタクは幾度となく使ってきた。

バンコクで歩いて行く距離は大体500mまで、それ以上遠い場合はバイタクを利用することがほとんどになった。ぽんこつマンがバンコクで住んでいるコンドからBTSの最寄り駅(約3km)へ行く時、タクシーだと渋滞が影響して30分以上かかって料金は80バーツ超えるので100バーツ払うことが多いが、バイクタクシー(モタサイ)だと車の間をすり抜けて行くので、信号待ちがいくつかあっても15分くらいで着いて40バーツが相場。(法律上は2キロまで25バーツ以降1キロ毎に5バーツ追加となっているらしいので4キロでも35バーツだが、細かいことは言わず、「パイサターニロットファイ〜、40バーツダイマイ?」とオレンジのチョッキを来ている運転手に聞いておけば大丈夫だ。

一度、深夜までタニヤのカラオケで飲んでMRTもBTSも終電がなくなった後に、タクシーでナナプラザへ行こうとしたら、400バーツと言ってきたのでタクシーは乗らずにシーロム通りをルンピニ公園のある交差点まで歩き、そこでバイクタクシーに尋ねたら、80バーツなら行くと言う。深夜は交通量も多くないし、排気ガスも少しは少ないので乗ることにした。ラマ4通りを東に進み、クロントイ市場の交差点を左折北上し、少し進んだところを右折してさらにスクンビットソイ4を北上するルートで10分くらいで着いた。

夜の繁華街ではタクシーもメーターを使わずぼったくり料金を吹っかけてくる。特に電車がなくなった後のぼったくり度は半端ない。バイクタクシーもタニヤでは200と言っていたので少し歩いて繁華街から離れたところで拾って80になったが、本来なら40〜60までの距離だ。

ぽんこつマンが仲良くしていたタニヤで働く女の子はいつもグラブバイクの配車を利用してタニヤからラチャダーソイ3の自宅まで40で行くと言っていた。次にタニヤやナナプラザやソイカウボーイから深夜帰る時は一度グラブバイクを探してみようとも思う。