Tinderで知り合ったバンコクOLとターミナル21で待ち合わせ

2019年11月にバンコクの部屋でTinderを弄っていたら、大学を卒業してまだ1年経っていない女の子で日経の大手ゼネコンでOLとして働いているという女の子からマッチの知らせがきた。早速LINE交換ができたので、まずはデートの誘ってみることにした。

彼女の出身はラチャブリ県らしいが、働いているのはプロンポンだと言っている。自宅からの通勤はあまりに大変なので、BTSウォンウェイヤイ駅近辺の今度に住んでいるとも言っていた。11月10日にTinderで知り合って、13日の水曜日に晩ご飯を食べることになった。待ち合わせは、彼女の働いているプロンポンではなくアソークがいいと言って来た。

この年のロイクラトンは11月11日で、彼女は11日は既に予定があるようだった。そこでぽんこつマンは彼女にいつが良いかを聞いたら13日水曜日ということになったのだった。

彼女とは英語でコミュニケーションできた。そして彼女は日本語も少しは話せるとのことだった。13日の待ち合わせ時間は、彼女の仕事が17時で終わるとのことで、彼女がASOKEのターミナル21のMフロアを言って来た。

ぽんこつマンは13日の16時半に自分のコンドを出てBTS プラカノン駅までタクシーで向かった。その時間はバンコクは至る所で大渋滞があるのでプラカノン駅まででも40~45分は掛かると思っていたのだ。

プラカノン駅に着いたのは17時10分、BTSに乗ったのは17時15分、プラカノンからアソークまでは所要時間13分だから時間通りにターミナル21のMフロアに着ける。彼女は既に来ていて、直ぐに彼女に会う事ができた。

そこで何が食べたいか聞いたら日本食だという。彼女は普通のOLだから、ナナプラザヤやソイカウボーイで働く女の子とは違うから、彼女が和食といった時には少し困った。彼女はナナのあたりに和食屋を知っていると言ったのでそこに行くために、スカイウォークでスクンビットの反対側まで行きタクシーを探した。渋滞していたが、タクシーを拾うことは直ぐにできた。彼女は運転手にタイ語で話しタクシーは動き出した。

ぽんこつマンはナナの近くに和食があったかどうかは知らなかった。タクシーは進んだが、何だか彼女の記憶違いなのか店は見つからなかった。そして彼女はぽんこつマンに、どこか知っているかを聞いた。

ぽんこつマンが知っているのは、ターミナル21に入っている和食屋かスクンビットソイ19を入ったところにある居酒屋花子だが、ターミナル21の中はあまりにも素っ気無いので、ターミナル21じゃ無いところがいいと思った。居酒屋花子は、ゴーゴーバーの女の子とよく行っているしオープンがもう少し遅いと思ったし、花子の目の前は韓国式のエロマッサージもあるので、そんなことなら以前ネットで調べていた、スクンビット23のラブリーという店に行くことにした。

タクシーはスクンビット通りをソイ3でUターンしてアソークに引き返し、さらに進んでソイ23間で進んで左折した。ラブリーという店は「羅豚里」と当て字されているとおり、豚しゃぶが売り物のようであった。ぽんこつマンがその店を選んだ理由は、知り合った彼女が写真ではそこそこ可愛いと思ったが実際はかなり太めでぽっちゃりを過ぎてそれほど可愛く無い事がわかったこと、肉体関係を持つことで少しややこしくなる気がしたこと、それなら飯を食った後に、ソイカウボーイで遊んで帰りたくなった事がある。

タクシーの運転手は不安がりながらスクンビット23を入って、クラフト23(ビアハウス)の角を右折、左手にペガサスクラブを見て突き当たりを右折、そこから100mほどで左手にラブリーを見つけて、留まった。

店に入り飲み物を頼むが彼女は、アルコールを選ばない。ぽんこつマンのことを警戒しているのかと思ったが、ぽんこつマンは彼女を今直ぐ同行するつもりはなかったからどうでもよかった。

ぽんこつマンはビールとまず豚しゃぶしゃぶを頼んだ。それからいくつかの料理を頼んだ。豚しゃぶはあまり食べないが、ポン酢で食べるとなかなかうまい。小皿の料理もなかなかだった。店にはタイ人の給仕係がいたが全員女の子で浴衣を着ていて可愛い子もいる。

彼女は、日系大手ゼネコンに就職してまだ1年経っていないと言っていたが、主にの本人駐在員へのコンドの部屋貸を行っているようだった。賃貸物件のオーナーから賃料を聞き、それ以上に払う借主を見つけてくるのだそうだが、会社にはオーナーの希望金額を報告し、借主にはその金額より高い金額で契約書を作る。

部屋のオーナーと会社の契約、貸主代理の彼女と賃借人との契約の二重契約で、例えばオーナーが30000バーツとすると彼女は顧客に40000バーツで賃貸契約を結ぶ。その差額10000バーツは彼女のピンハネ分になるということで、既に15顧客の契約があり、会社の給料以外に、ピン羽の金額が毎月10万バーツあるのだと言っていた。

日本では、そんなピンハネは犯罪(横領)になるのだろうが、タイでは誰でやっていることらしかった。日本で厳しい会計に慣れていたぽんこつマンにはそんな事はとても信じられない事だった。ピンハネが初任給15,000の6倍強になるというのが恐ろしかった。

彼女は、働き出してまだ半年という事だったから、あと数年この仕事を続ければ、月にピンハネで月30万バーツ稼げるようになっているかもしれない。1年で360万バーツ3年で軽く1000万バーツ稼ぐ事ができる計算だ。

広い今度に住むことも、高級車を買うことも、旅先で高級なホテルに泊まることも平気になってしまうのが恐ろしかった。彼女の話が本当かどうかはわからないが、タイにはコラプション(汚職)が蔓延しているとはよく聞いている。

ぽんこつマンはエロい事は大好きだが、タイ社会が金でしか判断されない社会になるのも近いと思った。

彼女との食事は、そんな話に圧倒されて味がイマイチわからなくなった。深夜11時くらいになって、彼女は帰ると言い出した。帰りは、BTSまでは場うくタクシーで行くがその先は電車で帰ると言っていた。

彼女の将来をちょっと見たい気がしなくはなかったが、その日に彼女を店で見送ってからは連絡をしなくなった。いくらタイだからと言っても、金に杜撰な大手ゼネコンと言っても、そのピンハネがバレる時がきたら、はーいやめまーす、だけで済むのだろうかとさえ思った。

まぁ駐在員の家賃も実際には日本の本社から出ている経費だから、いちいち細かく調べられていないということもあるのかもしれない。ぽんこつマンが知っている日本の会社の駐在所の所長から聞いた話だと、タイ人の雇用は難しく、ただでさえ直ぐやめてしまうのに、対人社員がやっているピンハネや不正会計を咎めれば仕事ができるタイ人を雇用する事が困難になる。わかっていても、見て見ぬふりをすることも安定的な事業推進には必要だと言っていたことを思い出した。

話は少しずれてしまったが、Tinderで知り合ったその女の子とは、長い間連絡をとっていない。いつになるかわからないがもし今度タイに行けたら、彼女のLINEに久しぶりに連絡を入れてみよう。

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