チェンマイの家族座敷のある日本食レストラン花輪

このレストランに初めて行ったのは2017年頃だったろうか?息子が通うバリーチェンマイスクールに連れ合いと二人で迎えに行った帰りに、どこかで日本食を食べようという話になり、ググったのがきっかけだったような気がする。

場所は、セントラルエアポートプラザに面したマヒドン通りと交差するThipanet Rd. を北に500mほど進むと右側にあるオールドチェンマイ カルチャーセンターの駐車場の北隣にある。

チェンマイ にも日本食レストランと看板をあげている店はいくつかあるが、居酒屋形式の店がほとんどで、メニューも限定的なものが多かったが、この店は刺身の舟盛りからたこ焼き、カレーまでメニューは豊富だった。ぽんこつマンが好んで飲む冷えた日本酒もいくつかあり、刺身の鮮度も悪くはなかった。値段がローカルのタイ人には少し高めだったのか、行き始めた頃は、客も少なく落ち着いて食事を楽しむことができた。

当時は同じ敷地内に、とんでもなく高い値段でスコッチウイスキーをショットで売るバーをはじめ、中華料理店やカフェなどがあったがいずれも高額店で、オールドチェンマイ カルチャーセンターに来る団体観光客の嗜好に合わないのか、それらの店はどんどん閉店して新しいテナントも入っていない状況だった。

2019年12月に久しぶりに連れ合いと息子の三人で日本食レストランへ行こうということになり、花輪に向かった。時間は学校に息子を迎えに行った時間が17:00だったので店に入ったのは6時前だった。

時間がまだ早いにもかかわらず、ほとんどのテーブルが埋まっている。カウンターにも客が座っている。なんとか四人掛けのテーブルが1つ空いていて座ることができたが、店がてんてこまいになっている様子。メニューが運ばれてきて、なんとなくなぜ混んでいるのかの理由がわかった。タイでは大人気のビュッフェメニューがある。そのメニューに載っているものはどれだけ食べても一定の金額で会計できるシステムだ。

ぽんこつマンも連れ合いも腹一杯食べたい派ではないので、アラカルトメニューに比べ味が落ちるのでビュッフェメニューは嫌いだった。ぽんこつマンはそこでアラカルトメニューからいくつかを選び注文した。

注文してから酒とお茶はすぐにやってきた。しかし刺身や寿司、海藻サラダや天ぷら、ナスの田楽などの料理は30分待ってもいっこうにやって来ない。他のテーブルにはサーモンの刺し身やタイ人が好みそうな料理がどんどん運ばれていく。全くこちらのテーブルの料理が忘れられているかのようだった。

ぽんこつマンは給仕係を呼んで、どうしてこちらの注文したものが来ないのかを尋ねてみた。答えはなかったが、しばらくして注文していた簡単に出せそうな4品がやってきた。サーモントロの刺身、サーモンの刺身、マグロの刺身、そして海藻サラダだ。サーモンの刺身やマグロの刺身はビュッフェメニューにもあるがサーモントロがビュッフェメニューにはなく、ビュッフェメニューの客の注文をさばくだけで厨房が手一杯になっていたという感じがした。

魚の鮮度は特に問題がなかった。刺身の厚さは日本とは大きく違っていて、1cm 以上の厚みがある。マグロの刺身を摘んだ時、骨が身についていた。こんなことがあれば日本では大問題だが、ここはタイ、ローカルはそんなことは気にしないのかもとは思ったが、日本食と看板を掲げているのだからと一言言っておいた。

牡丹海老の刺身が最初の4品に遅れること20分で次に来て、さらに30分後ようやく焼き物、揚げ物がやってきた。店内はビュッフェを頼む客がひっきりなしに接客係を呼び注文を入れている。19:00を回った頃には入りきれない客待ちも出ている。

ビュッフェスタイルは、別の調理スタッフがとあるところに並べて客がそれを撮りにいくスタイルでやってもらいたいものである。ぽんこつマンは、このレストランがビュッフェをやっている限りは、きっと行くことはないだろうと思った。客が来なくなるとビュッフェで売り上げを維持しようとするタイ式レストラン経営術は、常連の客を失い、そしてビュッフェ好きの客をも、新しいビュッフェの店に盗られた後、どんな策で経営を回復するのだろうかと不思議に思ってしまった。

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