5月25日から国内感染者ゼロを謳ってきたタイで8月26日からバンコクの刑務所で服役中のタイ人男性受刑者(37)が新型コロナウイルスに感染していることが9月3日確認されたとタイ保健省が発表した。タイで新型コロナウイルスの国内感染が確認されたのは100日ぶりとのことだが、濃厚接触者の受刑者34人は検査の結果、陰性だったとも言っているようである。
男性は収監される前、バンコクのラマ3世通りとラマ5世通りの娯楽施設でDJをしていたらしく、当局は家族ら濃厚接触者をさらに調査するとのことだが、この男性受刑者は海外渡航歴は無くどこからそしてどうしてこの男性受刑者が感染したかに関しては、全く調査をしていないのかあるいは、これまでの保健省の発表の信憑性が疑われることを恐れて発表しないのか甚だ疑問である。
少なくとも海外渡航歴がないこの男性がどこで誰から感染したのかを明らかにすることでタイ国内に今もってコロナウィルスが存在し、無症状であってもコロナウィルスを体内に保有する人間がタイにいて、その人間から感染が起こっているのは間違い無いだろう。
タイ国内では、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどの隣国からの低賃金労働者をこれまでも受け入れることで、地下鉄やスカイトレインや道路の建設、コンドミニアムや大型ショッピングモールや高層オフィスビルなどのインフラ整備を進めてきた。
彼らの何人かはかつては正式なVISAを所有してタイに出稼ぎに来ていたが、その大半は密入国シンジケートを介しての不法入国者で、現在国境を陸路、空路とも封じているが、この密入国シンジケートの手によって今も多くの近隣国からの不法入国者が絶えない状況であると考えられる。
現在、インドで感染爆発したコロナはバングラディシュ、ミャンマーまで感染拡大しているようだ。かつて国内感染者ゼロ99日で途絶えたベトナムもでは7月25日、中部のリゾート地ダナンで57歳の男性のコロナ感染が99日ぶりの市中感染と確認された。保健当局は2日間で計5回の検査を実施。陽性の結果は覆らず、市中感染の再発を認めざるを得なかった。同31日には初の死者も出て、最初に感染が確認された1月23日以来続いていた「死者ゼロ」は途切れた。8月25日までの1カ月で再発した市中感染による感染者数は547人に上り、合計は1千人を超えた。死者は32人になっている。ベトナムの隣国にあたるラオスやカンボジアにもベトナム由来の感染やインド由来の感染が忍んできていることから、タイが感染ゼロ100日という保健省の発表もタイ政府のメンツを保つための情報操作によるもので、実はそれ以前にタイ国内にコロナ陽性者がいた可能性も否定できない。
タイから日本へ帰国した渡航者も何人か日本の空港で陽性の判定が出ている。タイ政府はその情報にその人物がタイで接触していた人間や居住していたコンドミニアムを封鎖して活動の自由を奪うなど人権を軽んじた不当な拘束と隔離を強制した。
ぽんこつマンがまだタイにいた3月31日までは、ラオスやカンボジア、ミャンマー、ベトナム 、マレーシア、シンガポール、フィリピン、香港、中国の若い女の子がバンコクにいて、TINDERやWeChatなどで買春をしていたが、彼女たちが母国に帰ってもまともな仕事がないことを彼女たちはよく知っているから、そのままタイに不法滞在を続けているものも多いはずだ。実際、1月頃ぽんこつマンが住むコンドに、ラオス出身というタイ語もあまりうまく話せないアニーと名乗る女を呼んだことがあったが、彼女は今もTINDERでバンコク在住と表示されて出てくる。
タイにはそのようにアンダーグラウンドの世界があり、買春、ドラッグ、不法就労が行われていると思われるが、その世界での食事や飲酒、ドラッグの回し吸引などでコロナ感染が拡大してもおかしくないのだ。彼らは1つの小さな部屋に数人で共同生活しているし、そこで体調を崩しても医者に行くことはなく、そこで死んでも誰もなんともしてくれない。タイ政府はそうゆう実態を知っていても知らんふりをして調査をすることもないだろうから、アンダーグラウンドでの感染は数字としてカウントされず、タイの刑務所に入って発症したことにより発表せざるを得なくなっただけで、国内感染者ゼロというこれまでの発表してきたメンツがあるから、今後もつける嘘はついて国民に根拠のない安心感を与え続けるだろう。
しかし、アンダーグラウンドの人間がタイの最下層が通う屋台や市場に行かないということは無く、そこで飛沫感染や接触感染が起こらないという保証はない。タイの最下層民も病院へ行くことは無く、重症化して死亡してもタイ政府がその死因をころなによるものでないと言いくるめればタイでの感染拡大を認めるまでにはさらに時間を要することになる。
タイの最下層が無症状感染した状態でソンテウやバスに乗っていればマスクさえしていれば飛沫感染はそこそこ防げるだろうが接触感染までは防げない。タイ政府がいかに感染情報を隠蔽しても、ある程度拡大してしまえばその状況をも隠蔽するのは不可能だろう。
タイの最下層から現在失業しているがかつては月給10000バーツ前後あった下層民へ、さらにその家族や友人に広がり、中間層と言われる月給20000バーツ前後の人に感染し彼らが病院で初めて診療するときには実は感染拡大は始まっていて、再び都市封鎖を行わなければならなくなる。そして隠蔽を指揮した人物が炙り出されて、学生や中間層の国民がデモを繰り返し、タイは本当に無政府状態に陥る可能性を孕んでいる。
現タイ政権は、相当な資金を要するタイ国民全体のコロナワクチンの調達を考えておらず、今も私腹を肥やす役人であふれているとぽんこつマンは考えている。何も大きな問題が国内にないときならいざ知らず、毎年、異常な気象変動や中国でのメコン川上流でのダム建設で東南アジアのメコン川流域国での大規模な干ばつや都市部でのゲリラ豪雨による浸水被害が多発するこの時代に、このコロナ禍でも私腹を肥やそうとあがくタイの役人のタカリ体質を考える時、近いうちに市民革命や暴動が起こっても致し方ないとさえポンコツマンは考えるのである。
国内感染ゼロという隠蔽まみれの情報を発表し、国境を封鎖し続けたい経済をさらに崩壊へ近づけるより、コロナウィルスがあることを受け入れ、いかに正しく暮らすかを国民に伝え、うまく経済活動を回すためにも、観光客も含めた多くの外国人の受け入れを早急に開始することを期待したいところである。
