ぽんこつマンが日本の住所地に一時帰国してから既に80日が経過しようとしている。日本のワクチン接種は国の集団接種は全国対象になり年齢も65歳以上という縛りも消えてかなりの日数が経過している。職場接種も始まり多くの企業で就業者がワクチン接種可能になっていたが、数日前にそこで使用されているモデルナ製ワクチンの予定数を遥かに超える申し込みがあったとのことで河野ワクチン担当大臣が一時中断を決定するなど、日本のワクチン接種行政のぽんこつぶりもかなりのものだ。
御多分に洩れずぽんこつマンの住む市の個別接種はうまだに65歳以上の接種に手間取っていて64歳以下のワクチン接種の予定が7月8日以降という遅延ぶりで全国でもかなり遅い地方自治団体の一つになっているようだ。ぽんこつマンにも東京・大阪での国の接種が全国64歳以下まで解放された時点から1週間経過しても接種券が届かないと6月18日市役所に苦言を述べたところ、それならばと早急の発送をすると答えたが、翌週になっても接種権は届かず再度電話で連絡を取ると接種券発送に1週間かかると述べる役所仕事ぶりに呆れてしまった。ぽんこつマンの接種券が自宅に届いたときには、河野ワクチン担当大臣がモデルナ製ワクチンの確保枠を予約数が上回ったとして予約受付の中断を発表した後の6月23日だったと記憶している。
またぽんこつマンは「類もやもや病」の持病を持っていて、毎年脳のMRI検査を受けているが、かかりつけ医のクリニックから地域医療支援病院への地域連携でMRI検査をクリニック医師がパソコンから予約するシステムがあるようだが、地域医療支援病院はその予約を印刷した予約表とクリニック医師の紹介状を持参する事が必要なようで、MRI検査は15分程度であるのに対し、その書類を総合受付で確認し、放射線科の受付に提出するまでに30分以上の時間を要する。
これまで東京や関西の病院で受けて来たMRI検査は前回の診察時に次回のMRI検査を予約しその記録が病院のコンピュータに登録され、受信日に患者カードを受付機に通すだけで検査が始まるシステムだったが、今ぽんこつマンが暮らす市では、未だに紙の書類がデータより優先している、超アナログシティーなのだ。ぽんこつマンはその地域医療支援病院の患者カードも持っているので、よそのクリニックから地域連携で診療依頼がデジタルで入るならデジタルでぽんこつマンの患者データにも診療予定が記録され、受付機に患者カードを入れれば診療をすぐに受けられるようにできるはずだ。
紹介状が必要だというならデジタル紹介状の採用で病院の患者管理システムに登録されるようにすればいいだけだと思うのだが、このような未だに昭和のままの紙の書類絶対主義を撤廃できない社会風土が、日本という国を世界標準から益々遠いガラパゴス状態を生んでいるのだろう。
日本政府が働き方改革を世間に推進するというのもいいが、まずは役人社会の業務上の無駄やその球体然としたシステムによって凝り固まったままの社会システムを改革する方が先では無いだろうか。このままでは地方の過疎はより一層加速するとぽんこつマンは懸念する。
ぽんこつマンが市町村の個別接種の予約が可能なのは7月5日からだが、果たして接種可能日はいつになることやらという感じで今も不安や怒りは解消されない。

