現在のプラユット陸軍大将の軍事クーデター政権が、タイには富裕層しかいないかのような政策を取り続けていて、彼女のような庶民がうまく生きていくことができない状況が続いている。ぽんこつマンはタイ人ではないが、1日も早く外国人の入国を再開し、外国人の落とすお金を受け取れるようにして欲しいものだ。約6500万人というタイの総人口の内、最上流層約1%の人間がタイ資産の3分の2をいめると言われる国。月収5万バーツ以上の「上流層」は約247万人(3.8%、約100万人の「富裕層」を含む)で、月収2万バーツ以上の 「中流層」は約1046万人(約16.1%)と言われるタイで「金は富裕層だけで回す」といった国内政策がタイの中流層以下(全人口の96.2%)の生活水準をコロナ前に復活させるとは思えない。2019年の訪タイ外国人数は約4000万人と言われ、タイ人口の60%以上にも上る。彼らがタイに来てタイの中間層以上の消費金額をタイで消費していたことや、彼らの一部がさらにタイ人女性の生活を支えるための送金をしている事実を考えると、そのほとんどが消えてしまっている今の状態が続くことは中間層以下がますます収入を得る手段を奪うとしか思えないのはぽんこつマンだけではないだろう。
2020年9月1日現在も、タイ政府が認めた特別便だけしかタイに入国する手段がない状態で、今後も無期限でこの鎖国状態を維持するとのタイ政府民間航空局の声明が解除されてはいない。またその特別便に乗るための条件で、出発前72時間以内のPCR検査のコロナ陰性証明書、FIT to FLY 健康証明書、コロナ感染症に罹患した場合も保障すると明記がある10万米ドル以上の医療保険契約証明書の保持が搭乗条件にあり、対入国時の72時間以内での コロナ陰性証明がない場合は、タイ到着時の新たな有料PCR検査での陰性確認が必要となっている。また入国後の2回のPCR検査を含む15泊16日の隔離施設での隔離も必須となっている。
タイ政府保健省は、2020年8月30日現在で国内感染者ゼロ継続日数97日と発表しているが、出発国でのPCR検査でも、タイ到着後の最初のPCR検査でも陰性であれば、国内感染ゼロが続いているタイで感染するリスクはゼロと言って良いはずだ。それなのにタイ政府の入国条件に未だにコロナ感染症に罹患した場合も保障すると明記がある10万米ドル以上の医療保険契約証明書が必要なのかもわからないし、タイ政府保健省の国内感染者ゼロの連続日数更新の情報(タイ国内にはすでにコロナウィルスは、現在病院で治療中の患者以外では完全に存在せず)封じ込めに成功しているとしている事と明らかに矛盾した対応だ。
ヨーロッパ諸国やアメリカをはじめ未だに多くの市中感染が続く国でも、経済を回す動きが加速していて、ヨーロッパの多くの国では7月からすでに日本からの入国が可能になっている。すでにワクチン開発も最終段階の治験に入り、タイの富裕層がワクチンを摂取できる日は近いと言える。
世界のほとんどの国がコロナウィルスを完全に封じ込める政策からコロナウィルスと共存する社会構築へ舵を切っているにもかかわらず、タイは未だに国内感染者ゼロの呪縛に縛られ以上にコロナウィルスを拒絶する方針を変えていない。
タイへの入国希望者に10万米ドルのコロナ感染症に罹患した場合も保障すると明記がある10万米ドル以上の医療保険契約証明書があれば、出国前72時間以内ののPCR検査で陰性が確認され入国後7日後のPCR検査で陰性であれば、その入国者がコロナウィルスに感染している確率は、タイで食中毒に見舞われたり交通事故に遭う確率より低いのではと思う。
コロナウィルス感染症を懸念して鎖国政策を継続するより交通事故や食中毒、インフルエンザ、エボラ出血熱、マラリヤ、狂犬病での死亡リスクを回避する政策を優先する方が、タイ国民の生命や財産を守る事になるとぽんこつマンは感じる。
完全に硬直化しコロナウィルスに対する異常なまでの忌避政策を改めて早急に見直して、コロナ前のように多くの外国人を受け入れて来た姿にタイがいち早く戻ることを、祈らずにはいられない。
