今から1年くらい前、ぽんこつマンがバンコクのコンドでひとり住んでいる時、Tinder でエッチしてくれる女を毎日のようにつっていたことがある。中には、5000baht/1shot(交通費別)という女もいれば、1500baht/1H(交通費込)という女までいた。
Tinderでマッチした後、LINEで部屋に来る時間などを連絡を取ることになるのだが、ラオスからの出稼ぎ女や、昔の写真をアップしていて、会ってみると随分年齢詐称だろうという女もいた。
ぽんこつマンが相手の女の仕事を聞くとだいたいネットでコスメや健康食品を売っているという答えが返ってくる。儲かってるのと聞くと、みんなあまりいい返事を返さない。つまりそれは体のいい口実で、実際には普通に生活できるレベルの収益が上がってはいないということだとぽんこつマンは理解した。
ぽんこつマンが部屋にそんな女を呼ぶのは、決まって夜の時間でだいたい22時ごろだった。女たちは、間違いなく誰かのバイクの後ろに乗ってやって来ているようだった。たぶん売春を斡旋している組織がいくつもあり、そこの遣手ババアかニイチャンが送迎を担当しているのだろうと思った。
ある時は1週間に5人くらい呼んだことがあり、その女との◯ックスは、最初にシャワーを一緒に浴び、そこで一回生で軽く挿入する。挿入前にはボディータッチやディープキッス、フェラチオももちろんアリだった。
そして、そこからベッドに移動し、コンドームを装着して一戦を交えるのだが、ある朝なんとなく喉の奥に微かな痛みを感じた。その日はリステリンでうがいをして様子をみたが、翌日もその痛みは消えていなかった。そして、口の中に出来物ができている。誰かからなんか良くないものをもらったのかもしれないと思った。
なんとなく嫌な予感がして、それからバンコクのいくつかの性病の検査をしてくれそうな病院を探してみた。
タイの病院は、専門の担当医がいないときは、適当に扱われる。そこでいくつかの日本語が通じる病院とクリニックに電話した結果、バンコク病院(https://bangkokhospital-jsc.com)がなんとなく今回の症例には良さそうだと思った。
バンコク病院は、タイの中でかなりサービスが良いと評判が高かったが、あまりにも医療費が高額になるとの噂が日本人の間で広まっているようだった。しかしぽんこつマンは担当医師の出勤時間を確認できたし、バンコクの住まいである今度からも遠くないので、もし明日症状の改善がないなら行こうと決めたのだった。
日本人の多くは、スクンビットソイ3にあるバムルンラード病院(https://www.bumrungrad.com/jp)かスクンビットソイ49(Klang Alley)とトンローソイ13の突き当たりにあるサミティベート病院(https://www.samitivejhospitals.com/jp/)を使う人が多そうだ。
なんでもバンコク病院の診療費の高さに驚くようだったが、その時ぽんこつマンが尋ねてみたらなんでも感染症の医師がいい時間にいないこと、診療費がバムルンラード病院もサミティベート病院決して安くない事が分かったのだった。
翌朝10時に感染症の医師がくるとバンコク病院に聞いていたので、ぽんこつマンは翌日の朝9時にコンドを出てタクシーで向かった。バンコク病院の場所は、ペッブリー通りから少し北に奥まったところにある。朝9時半に到着し、受付を探し予約していた、感染症の内科の待合室で待った。10時を少し過ぎた時に、呼び出しがあり診察室に入った。
医師が口腔内を観察し、血液検査で病原菌の特定を指示したようなので、ぽんこつマンは念のため性病の血液検査も一緒にお願いしたいと伝えたら、泌尿器科にもいくように言われ、改めて泌尿器科で問診を受け、血液検査項目に追加してもらうことになった。
その後、血液検査のための採血室に移動したが、そこの四十路の看護師にニンマリとした含み笑いをされて、採血された。検査結果は1時間後に出るとの事で、一旦病院の食堂で何か食べようと出掛けた。
その食堂(カフェテリアというかフードコート)には、もちろん一般的なタイフードも多くあるが、マクドナルドなどのファーストフードもあったりして驚いた。コーヒーとサンドイッチを摘んで時間を潰し、また、内科の受付に指定時間に戻った。
検査結果は、口腔ヘルペスとの事で、とりあえず内服薬を処方するとの事だった。口腔ヘルペスは一度感染すると完治する事は無く、疲れている時などにまた症状が出るというものらしく、果たして最近遊んだ女から貰ったものなのかどうかは特定できなかった。性病検査の結果も その時点で全てネガティブだったが、HIVに関しては近い性交の結果はまだ出ないので、もしそうゆう行為をするならコンドームを着けるよう指導された。
事前にクレジットカードの海外医療保険で支払うと伝えていたので精算は比較的スムーズに終わった。金額は内服薬も含めて9000bahtオーバーだったが、やはり日本の病院よりは高いのだろうという感じだ。まぁ、保険で支払ったので現金は不要だったのだが…….。
数日後に、連れ合いが暮らすチェンマイへ向かう日が近づいてきていた。連れ合いとはもう何年もキスをする事は無くなっている。連れ合いと◯ックスする時は必ずコンドーム必須になっているので、グラスの共有を避ければ移すことはないと医師から言われている。
今はその症状が出ることは1年以上なくなっている。もしかしたらはるか前に誰かからもらった菌が、身体が弱った時にたまたま出ただけかもしれないと今は思っている。















































































































































